受験生が知りたい!会計監査実務

若手会計士が会計監査実務の裏側を紹介。
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開示チェック!

2005年09月29日 | 会計監査実務
次に一年毎のチェックである商法と違って、
上場企業に義務付けられる証取法監査も大変です。


↓ 監査法人に就職して、上場会社の監査を担当する場合のスケジュール ↓

期中監査→四半期・中間表示チェック→期末監査→期末表示チェック

監査報告書を半年に一度、提出するので、その度に有報・半報や証券取引所の適時開示書類のチェックを行い、
今話題の四半期開示の適時開示書類もざざっとチェックします。

決算期の違う上場会社に配員されれば、一年中表示チェックをしているイメージがありますね。

チェック対象は、法定開示書類である有価証券報告書や半期報告書の一項目、経理の状況(財務諸表と会計方針・注記事項)と附属明細表や資産負債の内訳、その他全体的な会計数値の整合性であったり、
決算短信等の適時開示書類の会計数値になり、

チェックリストを駆使しながら、チェックマシーンになるわけです。

証取法の開示根拠は、財務諸表等規則などや開示に係る内閣府令ですので、開示チェックを通じてこれらの根拠条文に精通していくことになります。
(性格的にも細かくなっていきます・・半角ずれています、とかフォントが一部だけ違いますとか・・)

商法との違いは開示対象の書類のボリュームが多いため、忙しさが全然違うことですね。
全ての上場監査は、開示につながりますので、会計士の重要な業務の一つであることは間違いないですね。


法定開示書類は、EDINETで閲覧できますし、
適時開示書類も、証券取引所の閲覧サイトで確認できますよ。

EDINET
  http://info.edinet.go.jp/EdiHtml/main.htm
適時開示情報閲覧サービス
  http://www2.jsda.or.jp/rtlink/


監査法人採用準備室
管理人 あかさか

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