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AMDは3DNow!命令のサポートを打ち切る

2010-08-21 15:29:15 | PC その他
AMDの場合、SSEも3DNow!も共に搭載されていたのでは?
と思ったがウィキペディアを見てみると、K6-2の頃はMMXと3DNow!のみだった。
歴史を感じますなぁ。

[追記]その頃はSSEより3DNow!を使う方が効率が良かったらしい。

AMDは3DNow!命令のサポートを打ち切る
AMDの今後のチップは3DNow!をサポートしない
[08/19/2010 11:20 PM]
by Anton Shilov

 AMDはシングル・インストラクション・マルチプル・データ(SIMD)命令(別名ベクターライズド命令)を実行するため、K6-2から3DNow!命令セットを導入した。3DNow!は大いに浮動小数点演算のパフォーマンスを向上させるはずだったが、この命令セットを実際に利用したプログラムは多くない。結果として、10年以上が経過しAMDは今後のチップには3DNow!のサポートをせずおしまいにすることで結論を下した。
 
 「3DNow!の導入以来、私たちはプロセッサーに多くのSIMD命令セットを加えてきました。例えば広く使われているストリーミングSIMDエクステンション(SSE)命令セットとそれに続くバージョンなど。3DNow!命令は非推奨され、避けようもなく出る今後のAMDプロセッサーではサポートされず、それらのプロセッサーでは3DNow!命令の機能フラグビットはセットされないでしょう。」と、シニア開発関連技術者のSharon Troiaが伝えた。
 
 3DNow!と同じあたりの時期の命令を動かすとき、プログラマーはプロセッサーが命令もしくは命令セットがサポートされているかどうか調べるため、手慣れた”トライ・アンド・キャッチ”モデルを用いる。これはアプリケーションが、ある命令が利用できるかどうかを試してみて、プロセッサーからアプリケーションがUndefined Exception(#UD)を受け取るならば、その命令セットは利用できないと判断する。この種のアプリケーションは最新のバーチャルマシンの下では上手く動かないかもしれない。それは別のブログの話題だが。
 
 3DNow!版のPREFETCH及びPREFETCHW命令はそれ自身がクラス分けされ、AMDはそれらをサポートし続ける予定である。
 
 主流となるアプリケーションは3DNow!コードパスを用いず、例えばSSEパスなどを用いるのが最も好ましい。

ニュースソース(原文):
http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20100819232051_AMD_Drops_Support_of_3DNow_Instructions.html

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