池波正太郎ふれあい館(南砺市)
5月27日(日)、北陸3県歴史研究会の研修旅行で、南砺市の瑞泉寺に行った折り、瑞泉寺に向かう通りの中ほどに、「よいとこ井波」という観光施設があり、のぞいてみました。
そこに、「池波正太郎ふれあい館」という文字を見つけ、
<ああ、ここは池波正太郎さんの故郷だったんだ…>
と。
中に入ってみました。
そこは、まさしく池波正太郎の世界でした。
池波正太郎さんの父方の先祖は、ここ井波で、宮大工をしていたそうです。
「ほとんど自動車も通らぬ、しずかな井波の町を歩いていると、ふしぎなもので何ともいえぬ愛着をおぼえる。そして、代々、東京に生まれ育った自分にも故郷があったのだというおもいが強く感じられてくる。」
と、池波正太郎さんは、「越中・井波」というエッセイの中で回想しています。『作家の四季』(講談社文庫)
館内に人の姿はなく、静かに、池波正太郎さんの作品世界にひたることができました。