油井宏子さんの古文書講座
先日、金沢のしいのき迎賓館で開かれた古文書講座に行ってきました。
講師は、NHK学園の講師も務めていらっしゃる油井宏子さん。
金沢での開催は、3年ぶりですが、その人気ぶりは大変なもので、会場はいっぱい。
今回のタイトルは、「鎖国の禁を破った老中の決断」で、鎖国の時代、阿波の船が嵐に遭遇して漂流し、南海の孤島に漂着したところをアメリカの捕鯨船に救助され、浦賀に入港した時の話です。
江戸幕府は、当時、漂流民は長崎のみで、しかもオランダか中国しか相手国として認めていませんでした。ところが、当時の老中首座、阿部伊勢守正弘は、漂流民を浦賀で受け入れるという決断をしたのです。
油井宏子さんのお話は、臨場感にあふれ、ぐいぐいと引きつけられる内容で、古文書を学ぶことへの興味も湧いてきました。
講座が終わって、会場を出ると、古文書学習書の販売コーナーがあり、私はさっそく今回の内容を扱った『絵で学ぶ古文書講座 漂流民と異国船との出会い』を買い求め、油井さんにサインをして頂きました。
今回の講座のいい記念になりました。
その後、広坂通りのなじみの喫茶店で、一緒に古文書を学んでいる仲間二人と楽しい語らいの時間を過ごしました。
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