研究発表「利常の頃」
石川郷土史学会の月例発表会が2月25日(土)、県立図書館で開かれ、横山方子さんが「利常の頃」と題して、加賀藩3代藩主・前田利常の作事と作庭について、利常に仕えた佃源太左衛門を中心に、お話をされました。
佃源太左衛門は、寛永2年(1625年)、作事奉行、普請方御用、百人組足軽支配などを務め、江戸本郷邸(当時は下屋敷)、修理の任にあたったのを手始めに、寛永6年(1629年)、将軍の御成りに先立って、本郷邸の作事にあたった他、寛永10年(1633年)には辰口邸(当時の上屋敷)に御守殿を造営するなど、加賀藩の重要工事を手がけてきたということです。
加賀藩江戸本郷邸の御守殿門(現・東大の赤門)
また、加賀藩の江戸藩邸(辰口邸、本郷邸、牛込邸、駒込邸、板橋邸など)の変遷についても説明して頂きました。
横山方子さんのお話は、大変分かりやすく、引用された「金沢古蹟志」や「三壺聞書」などの解読も参考になりました。
石川郷土史学会の月例発表会が2月25日(土)、県立図書館で開かれ、横山方子さんが「利常の頃」と題して、加賀藩3代藩主・前田利常の作事と作庭について、利常に仕えた佃源太左衛門を中心に、お話をされました。
佃源太左衛門は、寛永2年(1625年)、作事奉行、普請方御用、百人組足軽支配などを務め、江戸本郷邸(当時は下屋敷)、修理の任にあたったのを手始めに、寛永6年(1629年)、将軍の御成りに先立って、本郷邸の作事にあたった他、寛永10年(1633年)には辰口邸(当時の上屋敷)に御守殿を造営するなど、加賀藩の重要工事を手がけてきたということです。
また、加賀藩の江戸藩邸(辰口邸、本郷邸、牛込邸、駒込邸、板橋邸など)の変遷についても説明して頂きました。
横山方子さんのお話は、大変分かりやすく、引用された「金沢古蹟志」や「三壺聞書」などの解読も参考になりました。