9月5日、ウユン先生の帰徳が5年ぶりに実現
2020年にお兄さんが他界された時もコロナ禍で帰れず
昨年は帰国準備を進めていた時に緊急手術が必要になりやむなく中止
手術を終えてからは、帰国のために懸命にリハビリをされて
やっと実現した里帰りとお兄さんの墓参り
元気なお顔を見られて本当に良かった!
9/7 NHKとく6徳島
徳島新聞9/7
残留日本人の墓参団として東京での行事を終えた後、
5日に徳島に着き、6日は実家のある北井上中学校で講演会
7日の里帰り交流会でやっと直接お目にかかることができた
今回は息子さんとご一緒に
86歳のウユン先生
会場までは車椅子でしたが会場内では使用せず
いろんな人たちのと記念撮影や長いスピーチの間もずっとたったまま
ウユンさんが校長をされていた庫倫旗第一中学の日本語の先生二人も招かれていた
庫倫一中はモンゴル族の民族学校で、中学校と高等学校が一緒になっている
日本語教室は「ウユンの学校設立を支援する徳島県民の会」への募金を基に1999年に作られたもので、日本語教師も毎年徳島から派遣されていた
外国語は英語か日本語の選択制で、現在は日本語を学ぶ生徒は40名ほどで一クラスだけ、教師も現地のモンゴル人教師一人だけになっている
今回参加した包金鳳先生によれば「私が庫倫一中最後の日本語教師。私が定年退職する2年後には日本語教室はなくなるでしょう」とのことだった
交流会の参加者はほぼ高齢医者だったが、北井上中学校から5人の生徒が参加していて、ウユンさんについての学習や交流会についての感想がスピーチされ、ウユンさんの体験と生き方を未来に伝えようとする主催者の志が感じられた
心温まる3時間の交流会はあっという間に終わった
86歳のウユンさんにとって、あまりにも慌ただしいスケジュール
息子さんに「政府の招待する墓参団としてではなく、個人でゆっくり来て2,3か月徳島に滞在してください。ビザ取得のための書類は書きますから」と伝えた
「機会があれば」というお返事だったが、86歳という年齢を考えれば
もしかしたらこれが最後の里帰りになるかもしれない
見送りながら胸がいっぱいになった