4月19日に引越した。実はこの引越しは2006年末から「来年の春になると新しい外教楼(外国人教師住宅)ができるからね」と言われ、一年前に移り住むことになっていた建物だ。しかし、待てども待てども、ここにできると聞いている土地には古い建物があり、一向に取り壊す気配も無い。その約束を忘れた頃になって、古い建物を取り壊さず、それを修理し始め、外壁も赤く塗りなおし、去年の秋には一見かわいい2階建てのテラスハウスが出現した。
外事弁の先生達も、引越しの話を始め、さあいよいよ、と言う時になって、「ちょっと待って。まだ電話やテレビの配線がない。」と言う。もう少し、もう少し、と伸ばされ、先学期はあきらめて冬休みに突入。
冬休みが終わり学校に行くと、建物にはもうモンゴル人の留学生達が入っていた。外事弁事務所の人いわく、「留学生が住む所が無いので入れた。外教のためには今新しい所を改装している。」
私の任期は今学期まで。そんなの間に合うはずない、あと4ヶ月したら帰国だしと、あっさりあきらめていた。
ところがその4月も中旬になり、急に「もしよければ、引越さないか」との声が掛かった。実はもう一人来るはずだった英語の外教のために、一つ空けておいたのだが待っても待っても来ないとのこと。
ということで、急遽荷物をまとめて一週間後にここに移ってきた。
ところが、住み始めてから問題続出のシックハウスだということがわかった。
まず、雨漏り。2階の東側の部屋は雨が降ればすぐに水浸し。まあこの部屋は使っていないので、大きなビニールシート(雨の日に来た学生がびっくりして買いに行った)を敷きバケツを並べ、何時振ってもいいようにしてある。さらに雨漏りの水が壁の漆喰を溶かし、変なにおいがして目が痛い。この部屋の窓を開け放し、かつこの部屋に入らないようにしている。
また写真のように床下が無いので、一階が非常に寒い。床から冷えてくるのでとても体に悪い。外は春であるが家の中ではセーターを着ている。ベッドだけしかなかった2階の部屋に机を運んで、なるべく下に下りないようにしている。
一番困ったのはインターネット。配線と接続に2週間かかり、今日やっと繋がったのでブログの更新をしている。
問題の多い家であるが、引越しを後悔はしていない。学校の中にあるので、景色と空気がすごくいい。窓から緑を眺めるだけでほっとできる。
裏庭