２月

２月，何となく私にとって動きの多い月で．
私の息子を含め，祖父，母，姉，兄の子供，など，誕生日が集中しているし．

はじめて，月単位で海外に行ったのも２月でした．
真冬のドイツ，楽しかったこともあり大変だったこともあり．

息子の誕生日が２月，ということは，２月に出産した，ということでありまして．
真冬のミシガン，それはもう，大変でした．
そのせいか，周囲の方々の支えが一層暖かく感じられました．

昨年の２月，祖母が亡くなりました．
この出来事も，私の心に大変深く刻まれました．．
当時私は夫をミシガンに残して帰国し仕事に復帰したばかりでした．
祖母の訃報を受け，
姉の手を借り，１才になったばかりの息子を連れて，
やっとのことで帰郷しました．
祖母は享年９７才でした．

私は４才になるまで，日中は祖父母と一緒に畑や田んぼで過ごしていました．
息子を抱きながら，安らかな顔で横たわる祖母と対面し，
息子と同じくらいの年だった頃の自分を思いました．

もちろん記憶はありませんが，
幼い頃の私は，今の息子が私に対して抱くのと同様の絶対的な信頼を，
祖母に寄せていたに違いありません．

色々な気持ちが激しく交錯しました．
祖母に対する感謝の気持ちと，大きな喪失感と，
もう苦しまなくていいんだよ，という不思議な安堵．

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２月というのは，このように気持ちの振れが大きい月です．