くすり箱,にこり箱,わはは箱

日常のちょっとした出来事のメモ.くすり,にこり,わははと笑えるネタを記録することで,明日の活力としよう.

寝たふり

2007-11-20 23:36:54 | Weblog
最近,コネタを書くことがなかったですね.
おもしろい!って思うことはたくさんあるんですが,
すぐに書かないと忘れてしまうのです...

2才の息子,歯磨きが好きではない.
寝る前に磨こうとすると,
「グーグー!スースー!」と言いながら布団の中で丸くなっている.
目はぎゅーっとつぶっていて,
手もこれまたぎゅーっと握りこぶしを胸の前に.
(普通寝ていたらそんな風にならない)

そして決めの一言は,
「ネチャッタカラハミガキシナイノー!」
はじめて息子の「寝たふり」に遭遇しました.

故郷を思う

2007-11-13 01:07:21 | Weblog
早くも11月.
今年もあと1月半!早い!

今年は,母が体調を崩したこともあって,弘前の実家に頻繁に帰省した.
浪人するため家を出て以来,今年ほどたくさん実家に戻った年はない.
それはそれでとても貴重な体験をした.

例年は,夏やお正月など,決まった時期にしか帰らないものだ.
今年は,3月の終わり,GW,8月はじめ,9月,11月,と既に5回も帰っている.
(3月の終わりは,新幹線で日帰り!大宮~弘前も近くなったものだ!
届きそうで届かない整備新幹線バズーカ,とはとはもう言わせない)

GWには,春真っ盛りの弘前.桜が満開で美しかった.
庭にたくさん花の苗を植えた.
母親は退院まもなくで,安静第一だった.

8月はねぷたを息子と一緒に見た.
激しく”刷り込み”されていた.
庭の花がとてもきれいに咲いていた.
母は病気の予後が今一つで,とても辛そうだった.

9月に帰った時は,
息子がヘルパンギーナになって親に迷惑をかけてしまった...
弘前は埼玉よりひと足早く秋を迎えていた.
母は次第に落ち着いてきたようだった.

11月,秋が急ぎ足で駈け抜けている最中,という感じがした.
りんごを収穫し,お世話になった人への出荷作業を手伝った.
母はかなり元気を取り戻した様子で,私たちは一安心した.

両親と,息子と,4人で弘前公園の菊と紅葉祭りを見に行った.
このお祭りを見たのは何十年振りだろう.
幼い頃の思い出がフラッシュバックした.
30年以上経っているというのに,
目の前の風景とぴったりと重なってしまいそうだ.
雨で濡れた深紅の紅葉.
曇天,薄暗い中でも鮮やかに咲き誇る大小の菊.
幼心に”怖い”と思ったのは大河ドラマをテーマにした一群の菊人形.

弘前の街はこの20年で大きく変わってしまった.
でも,変わらないものも確かにあった.
弘前公園の木々,そこで起こる鮮やかでくっきりとした四季の移ろい.
祖父は私をよく弘前公園に連れてきてくれたものだ.
そして現在,私の両親が私の息子と一緒に弘前公園へ行く.
なぜか?
この年になって,その理由がわかる気がした.

私は,今年,故郷に対する愛情というものを再確認するに至った.
祖父の生誕100年にあたる年.
母親が病気をした年.
初夢が富士山だった年.

富士山級のどんな良いことが起こるかと,わくわくしながら過ごした一年.
たくさんの,良いことがありました.
まだこの先1ヶ月半あるけれど...
母が元気になったことが,私にとって最も喜ばしいことです.