くすり箱,にこり箱,わはは箱

日常のちょっとした出来事のメモ.くすり,にこり,わははと笑えるネタを記録することで,明日の活力としよう.

腎盂腎炎をやりました

2013-03-31 00:18:44 | Weblog

ええと,別のブログでは別のトーンで書くかもしれません.

こちらは少しエモーショナル&テキトーな表現が多くなるかも.

 

去年の10月頃,月曜の夕方から猛烈な悪寒に襲われました.

科研費の締め切りを私が勘違いしていて,同僚から,

「え,専攻の締め切りは今週金曜ですよ」

と言われた瞬間に,ぞくぞくぞくっと悪寒が走ったのをおぼえています.

そりゃー,こんだけ書けてなくて締め切りがあと数日って,悪寒もするわな,って

たかくくってたんですけど,帰宅したあともその悪寒はおさまらず.

もともと腰痛持ちでいつも腰回りが痛いんだけど,なんだか右側の背中が痛い

熱がガンガン上がっている気がする.

で,案の定上がってた.

 

風邪かなー,と思い,ルルを飲み,翌朝はある程度解熱していたので出勤.

確か昼頃までにはもうどうにもならないという状態で,

保健センターに行ったら案の定38℃越え.

保健センターの先生によると,

私は腎臓専門ではないのですが,多分それは腎盂腎炎じゃないですかね,

とのこと.

抗生物質を処方してもらい,そのときは数日で解熱,回復しました.

 

で,その後定期健康診断の結果でも血中クレアチニン値が高い,ということで,

ちょっとちゃんと診てもらわないといけないんじゃないのー,と周囲にも言われながら,

まぁ忙しさにかまけてそのままにしてあったわけです.

保健センターで尿検査の再検査を受けたのが結局年明け,その後,その結果も聞きにいかずに

年度末に突入してしまったところ,

2回目の悪寒.

 

今度は,研究室の送別会の後でした.子供二人を連れて帰る道すがら,ぞくぞくぞくっと

例の悪寒がやってきたー!

もう,これは前回と同じ症状だ,とわかっていたので,子供たちの食事を適当に

準備して,ひたすらふとんにくるまってガクガクブルブル(←いやほんとに).

言葉を発するのもガクガクしているせいで,まともに喋れないくらい.

そのときは熱は37℃台.

なんか,もうこのまま痙攣とか起こして死んじゃうんじゃないか,って思って,

とりあえず夫に電話.

大人とちょっと話したら少し精神的にも落ち着いて,しばらくふとんの中でブルブルしてたら.

悪寒おさまる.そして熱は39℃越え.ぴょー.

 

さて,実は,翌日ミーティングがあり,そこで私は原稿を提出するはずになっており,

この時点で完成には今一歩届かず.大ピーンチ.

それでも子供が寝たあと夜中に起きだして,なんとか形にして,夜中メンバーに送信.

 

翌日,あまりの高熱だったら出勤できないかも,と思っていたけれど,

朝には37℃台に下がっており,

(どうも腎盂腎炎は,夕方から夜にかけて熱が上がり,朝にはある程度下がる,

ということを繰り返すようです)

子供を小学校と保育園に送って,出勤.

ミーティングも無事なんとか終了(さすがにヘロヘロで,書類のミスが多かった).

実はかくかくしかじかで,と上司と同僚にはミーティングの場で説明して,午後保健センターへ.

 

保健センターでは,

私は腎臓の専門家ではないのですが,ちゃんと大きな病院できちんと

診てもらった方がいいですよ,とのこと.

 

抗生物質を処方されて帰宅,少し休んで,5時に下の子を迎えに行き,

7時半過ぎに上の子が帰ってきて,まぁ何とか食べさせてお風呂に入れさせて.

 

翌日,やはり熱と背部痛

(この時点ではもう背中が痛いんだかお腹が痛いんだか節々が痛いんだか)が

ひどく,やはりちょっと大きな病院で診てもらおうと,

某大学病院を受診.

午前中に済ませれば,午後の学会練習会に間に合うかな,と思ったが.

総合診療科→腎臓内科→診察→尿検査血液検査→再び診察,

で,

腎盂腎炎確定です.

とのこと.

えーと仕事は...,と言ったら,

「仕事?行っちゃダメ!自宅で入院しているような生活してください.」

「入院してもいいくらいなんだけど,ベッドに空きがないから自宅療養で,ということなんですよ.」

とのこと.

ええ!

「下手すると敗血症になって命に関わることもあるのよ!」

ひえー!

「10日間自宅療養の診断書書いておきますね」

 

というわけで,その日から1週間,真面目にゴロゴロしておりました.

とは言っても,子供の世話やら何やらで,寝てばっかりというわけには行かないんですが.

 

ちょうど休んでいる間に,大学時代の友人と久しぶりに会う約束をしていて,

行く気まんまんでベビーシッターさんを予約していたのですが,

私が在宅のまま,子供たちのお世話をお願いすることになりました.

 

叔母が下の子の保育園の送り迎えを手伝ってくれたり,20日の祝日と週末は夫が助けてくれたり,

そうそう,20日は同じ年のお嬢さんがいる同僚の方が,上の子を遊びに連れ出してくれたり.

 

周囲の皆さんのご協力でなんとか1週間過ぎて,再受診して,血液検査,尿検査をしたところ,

全て回復傾向,明日から出勤していいですよ,ということに.

10日間自宅療養が少し短くなったけど,翌日から出勤して,土日少しのんびり

過ごして,翌週からまた出勤.

 

しかし月曜火曜はこれまで休みすぎたせいか眠い眠い眠い...

これではいかんと療養中は断っていた紅茶・緑茶を飲み始めて何とか復調.

とおもいきや,木曜の夕方から喉が痛い痛い痛い...

金曜の朝微熱,頑張って何とか出勤したけれど背中が痛くなってきたかも,

とぼとぼ廊下を歩いていたら,

教授にばったり会って(すごくびっくりしました),

かくかくしかじか説明,

「そりゃすぐ病院行った方がいい,今日金曜だし」

という有り難きお言葉.

で,また某大学病院へ.

今回は咽頭炎でしょう,尿検査と血液検査は必要ないでしょう,でも抗生物質は同じもの出しておきます,

(んん?そういうものなの?)

その後帰宅したら熱は39℃近くになっており,自宅でダウン,5時に子供迎え,

7時半に上の子帰宅,ご飯食べさせてお風呂入れて,やっと寝て.

このあたりで既に解熱の傾向,翌朝には平熱.

この熱は腎盂腎炎由来か咽頭炎由来かちょっと微妙だな.

喉はなぜか左側だけひどく痛かった.

何か,左胸が前週にやたら痛かったのを覚えている.

あと,たまに疝痛みたいなのが走る.帯状疱疹のときに感じるようなやつ.

 

ま,そんな感じの今日この頃です.

 

あんまり,くすりも,にこりも,わははの要素もないですが,そんな日もありますってことで.

 

あ,ひとつ,にこりな要素があるとすれば.

平熱になった今日の土曜日,2人の子供の相手をいつも通りにしまして,

まぁすっかり元気になっていたわけです.

 

昔からそれなりに体は丈夫で,こんなに長く学校や仕事を休めとお医者さんに言われたことが

なかったので,寝ている間は結構シビアな悪夢にうなされたりとか,めそめそしたりとか,

「私って体が丈夫なだけがとりえじゃなかったのかしら...」と

自信を失いかけていたんですが.

金曜からの発熱,普段と同じ育児量をこなして,数時間余計に休めば回復してるって

ことは,まだまだ大丈夫なんじゃないかって,変な自信を取り戻しました.

 

あと,上の子が私のことを気遣って,下の子を数百メートルおんぶして歩いてくれました.

キミっていいヤツだよな.

(→にこりというか,ほろり,的な要素)