三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
※写真文章の無断転載リンクを禁止

台湾からのお客様

2019-04-11 15:42:14 | 新しい生活へ
お客様は2名。若い男性と女性でした。保護猫シェルターの共同運営を行うパートナーだそうです。
シェルターのFacebookはこちらから → https://www.facebook.com/PuzzleCatHome


会議中


シェルター運営の内容を聞くかぎり譲渡を目的としているので最初は、日本の保護猫カフェと同じだと感じました。
午後1時から8時(メモしなかったので少し違うかも)まで入場可能。入場料はなし。
部屋の中に寄付金箱を置いている。入場料をとると、それなりのサービスを提供することになるので無料としたそうです。
6名の女性スタッフでシフトを組み、掃除、猫の世話を行っている。
なんとスタッフは世間一般と同じレベルの給与で、賞与もあるとのこと。正社員。そうなのです。
ここでは、ボランティアが運営しているのではなく、会社形式となっているのです。
そしてそして。彼が社長で女性は副社長。若いのに凄い!あとで年齢を聞いたら40歳過ぎでした。
見た目年齢は30歳。シェルターは社団としての運営ですが、平行して株式会社を設立する(した)とのこと。
まさに私が理想としていた形。寄付だけに頼らないシェルター運営と保護活動。
自分たちで運営費用を賄える会社を作った彼は、ボランティア活動と言より起業家。
会社の目的は動物愛護精神の啓蒙活動。不幸な猫を減らすこと。素晴らしい!

お二人が行っていること、聞いたことを忘れないうちに書いておきます。

1、木のトイレ砂(溶ける砂)を作る工場を持ち、トイレ砂の作成と販売。木は化学物質の入らない物を使用。

2、シェルターの猫(約50匹)の排泄物と自作の木の砂(使用済みの物)を混ぜて肥料を作っている。
  短時間で臭いのしない肥料を作る機械を開発した。
  猫は一匹一匹、食事の量、排泄物のチェックを行い、病気の猫の排泄物は使わない。

3、猫糞肥料を使ってできた農作物の販売している。野菜や花は日持ちがしないので、保存の効く商品の開発と販売に成功。
  お茶、醤油、ゴマなど。

4、肥料は販売しないで学校や農家に寄付をしている。農家からは作物の売り上げの何パーセントかが入る。
  学校では猫糞肥料を使い、子供たちが野菜を作る。その野菜を親(大人)に売る。その売り上げは全額シェルターに
  寄付されるそうです。子供達は猫糞肥料を使うことで保護猫のことを知る。そして作業をして、猫を救うことになる。
  子供の時から、動物愛護精神を学ぶこととなる。

以上のことが完成するまで、なんと2年でやったそうです。 
素晴らしい!と私は絶句の連続でした。
彼がやっている事、話すこと全て素晴らしい理念が元にあるのです。賢い方でした。
副社長は多く喋らない。じっと聞いていました。その姿はまるでアーティストとマネージャー。
彼が言いました。「僕はノーが言えない人間なので、彼女がダメな事全て断ってくれるから助かる。」
素晴らしい〜〜〜

お土産にいただいたお茶のパッケージ


私の家を見学されて、近所のお蕎麦屋さんで昼食、倉敷コーヒーにも行き、また私の家で、猫の夕ご飯を見学されました。
夜は娘婿が車で浅草まで連れて行ってくれて、老舗の牛鍋屋さんに行き、その後、軽く一杯飲み屋さんに行きました。
何時間一緒にいたのでしょうか。全然、疲れないし飽きないです。
私のこれまでの猫活動や保護猫の話を聞いていただきました。ブログもHPも、YouTube動画も、アメーバの生放送だった動画も
全部見ていただき、アドバイスを沢山もらいました。元々の職業がエンジニアだそうでパソコンに詳しくて、SNSに関しても
すごい知識でした。

「あなたのような活動家は台湾にはいない。」私は、すぐに返しました。

「あなたのような動物愛護精神を持つ起業家は日本にはいない。」

素晴らしい方とお友達になれました。めでたしめでたし。

だけではなかったのです。

彼は言いました。「私があなたとあなたの猫を救えるためのお手伝いは何がありますか?」

「え?う?私を救う?え?」

そうなのです。私が無職となり家賃が払えなくなり、引っ越しをすることを娘から聞き、
自分達に何かできることはないかと、わざわざ私のために2泊3日で来日したとのこと。
崩壊するのではないかとの心配をされて見に来てくれたのです。
えーーーーーー!日本じゃ、どこの保護団体も私の心配なんかしてくれなかった。
心配の物差しが違う。ハッピーねこちゃんが崩壊して、猫がうちに来たら困るのよね、
と心配した団体が多かったはず。そう言っていたボラさんが本当にいましたから。
台湾の人は優しい。嬉しい。そしてびっくりしました。
この話、また書きます。一度では書けない。まずは自分が落ち着かないといけません。
台湾から白馬に乗った王子様がきた。そんな感じでした。
どん底に落ちると誰かが助けてくれる。ドラマが起きる。猫の神様は絶対にいる!そう確信した一日でした。
一昨日の話です。彼にあって私は新しいエネルギーをもらいました。昨日、伸びていた髪をバッサリ切りました。
福田、復活します。しかし昨日は寒かった〜〜〜髪を切る天気ではなかった・・・


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 便秘体質な猫のために | トップ | 羽ちゃんのお風呂は洗面器 »
最新の画像もっと見る

新しい生活へ」カテゴリの最新記事