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ロシア・ナショナル・バレエ 『白鳥の湖』へ行ってきた

2013-09-30 | バレエ

         

バレエ仲間に誘われて、『白鳥の湖』 in 板橋区立文化会館ホールへ。

彼女は観劇、特に『白鳥の湖』が大好きなので、バレエ団は知名度がないけれど期待して観劇

しかも、今回リハーサル見学(30分)券つき

ということで、リハーサル~観劇までの感想をおはなしします。


 1)ロシア・ナシヨナル・バレエって?

ロシア政府文化省の援助により1993年に設立されたバレエ団。古典&コンテンポラリーの両方

作品高いクオリティで上演することが目的。

 9/29~10/20 板橋に始まり、京都、北陸、福山など、全国9カ所で、『白鳥の湖』、『眠れる森の

美女』を公演予定。詳しくはコチラ

 配役はコチラ このProfile、残念なことに当日の配役が記載されてなく、1Fホール掲示板で

確認

右上のルッツコがオディット&オディール、中央のトリスタンが王子、右下のビクブラートフが

ロットバルトです。

        

 ところで、webで彼らの情報をチェックしようとしたけれど・・・情報なし 

世界的には無名ダンサー達なのですね~。観劇後、『やっぱり、そうか

と納得しましたけど

 

2)リハーサル30分見学

事前にリハーサル抽選券が当たったひとは、指定時間に並び、先着順に1F上手側の

真ん中列から着席。リハーサルは第二幕・二場の白鳥群舞をメインに行われた。

 

驚いたのは、リハ見学は開演1時間半前まで。結構本番ギリギリなのに、ダンサー達は

舞台メイク&衣装もつけず、私達が普段着ているような紫や水色のレオタードにパンツスタイル

しかも、殆どの白鳥群舞はバレエシューズでしたポアント慣らさなくてよいのオ?

 

1F中央の後部座席、音響の隣にミストレスらしき人が座っており、ダンサーが踊っている間、

ずうっ~~と途切れることなく、マイクでダメ出し。ロシア語なのでチンプンカンプンでしたが。

 

親近感が持てたのは、群舞たちのフォーメーションが変わる時、いっぱつで場所どりが上手く

できずモタモタしていたり、前列のコの場所どりが悪いと、同じ列のコが『もっとこっちじゃない?』

という風に指摘していたり 

群舞の白鳥の手の動きは、余りそろってなくて、何度もミストレスからやり直し指示

背後から 『 ナターシャ』 と、繰り返し叱責の声が場内に響き渡り、可愛そうなナターシャに

『ナターシャ、あんたの気持分かるよ~ 』と、勝手に同調させて頂きました。

マイクでの駄目だしあり、発表会のリハをみている感覚だったな。

 

王子は自分の登場まで、舞台下手で寛いで頬ずえついてました。余りのリラックスぶりで、照明

さんかと思いましたラストの王子VSロットバルトのからみでは、王子は殆ど踊らず、手をちょっと

振り上げながら歩いて、場所確認のみしている感じ。ロットバルトはわりとジャンプしたり動いて

ました。王子は本番前でケガをしたくなかったのかしら? せっかくのリハ見学、男性の踊りも

ちゃんと観たかったな。

 

3)客層など

いつもの『バレエ習ってます』ていう子供&大人は、少なそうでした。

殆どが中高年の方々で、パットと見バレエに興味が無さそうにみえる外見。 

地味な印象。座席はほぼ満席のよう。

 

4)観劇の感想 <役別>

音楽は録音によるもの。舞台セットは簡素なもの。振付はプティパ版で、最後はハッピーエンド

なります。

オデット 細くて長身の、幼さが残る可憐な印象。ソツなく踊っているけれど、踊りのタメがなく、

面白味のない淡々とした踊り。白鳥好きの友人は、何も訴えるものがなかったと低評価でした。

 

オディール 同じルッツコですが、オディールの方がメリハリが効いていた妖艶さは出て

いなかったけど。有名なVaは、アチチュードターンでちょっとふらつきがあり、プロでも難しい踊り

なのですねコーダのグランフェッテは上手くまとめていました。

 

王子まず、王子オーラが全くなく、特に1幕はやる気が感じられなかった 若いはずなのに、

中年のオッサンぽくみえたよ。 ジャンプの時、身体が重そうで・・・。リハでUPが足りなかった? 

でもピルエットは安定していました。1幕の王子は動きが鈍かったけれど、2幕になりようやく

エンジンが入ったみたい。 日本人特有の 『頑張れ的な拍手』に応えてオディールとのVaは、

ジャンプも1幕よりも、高く飛べてました。もうひとつ残念だったのは、オデット(オディール)と王子

身長差がなく、絵的にバランスが悪かった。

 

ロットバルト 友人の今回イチオシ 『ロットバルトはカッコ良かった うったえるものが

あったし』とのこと。黒い衣装を身にまとった姿は、長身&スリムなせいか、しなやかな女性の

身体のようでした。とにかく、飛んで飛んで飛びまくる舞台がせまく感じるほどの跳躍力

でした。ロットバルトは踊らない印象でしたが、このビクブラートフは王子よりも踊ってましたね。 

王子役とロットバルト役をswitchした方が良かったかも 

友人の好みとは別に、もう少し貫録のあるロットバルトの方が、威厳が感じられてすきだな。。。

 

ピエロ ダンサー名は不明ですが、テクニシャンでした。 白鳥ピエロは、元来踊れる人がやり

ますものね。

 

女王 ダンサー名は不明ですが、最も美しかった 彼女が手を振り上げるだけで、宝石が

こぼおちそうな程、キラキラ輝いていました立ち居振る舞いも美しい。

きっと踊りも美しいんだろうな。。。

 

白鳥群舞 全体的に華奢なコばかりのなかに、一人ふつうにポッチャり(がっちり?)さんが

混じってましたその小太りさん、体型ですごく目立っていたけれど上手でした。

彼女は、花嫁候補の踊りも踊ってました。他にもいろいろ踊ってたから、一体何役踊ってたのか?

 

パドトロワ ピンクの衣装がちょっと太ってみえた。片方のコが、ガッチリさんで、背中や

ふくらはぎのムキムキ感が目立っていました。バレエはテクニックも大事だけれど、華奢な方が

やっぱり美しいですね

 

民族舞踊 スペインの背中反りが半端なくて、カッコ良かった あんなに反れないけど、

いつか踊ってみたい踊りの一つ。ロシアは今回省かれてましたね。

 

5)全体として

全体として、値段相応に楽しめました。白鳥観劇はまだ2回目なので、他と比べる材料がなか

ったのが良かったのかも。

白鳥好きの友人は、ちょっと消化不良のようでしたね~。このバレエ団は、本格的なものを求め

人向きではないかも。

『バレエ鑑賞ってなんか敷居が高くない?』と感じているひとが、まず手始めに観に行くには

良いと思います。

ちなみに、このバレエ団、アメリカ巡業も以前行っていたようで、そのレスを拝見したところ・・・

☆の評価から☆☆☆の評価まで。その日、もしくは演目によりダンサーの完成度がマチマチ

なのかもしれませんね

 

これから観に行くひとが、ダンサーの完成度が良いときに当たりますように

 

 

 

 


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