先日通勤バスの車内で、あったかい気持ちになりました
普段から平日午後の市バスは、病院通いやお見舞いへ行く人達で満席です。いつも車内はわりと静かなのに、先日はシルバーシートの辺りが違ってました。
70歳前後の飾り気ない関西弁の女性が、隣の女性と楽しそうに会話していました。友達同士なんだろうな～と、後部座席から観察していたら、しばらくして彼女の向かいのシルバーシートにも老夫婦が『こっちやで～』と関西女性に誘導されて座りました。
バスが繁華街に到着し、新たに乗車してきた中高年の方達も、まるで関西女性に吸い寄せられるかのように彼女の周りに着席。そこから、関西女性を中心に富士登山の話題から健康、身の上話しなど、シルバーシートゾーンの方達が初対面とは思えない満面の笑顔、爆笑を交えた和やかな雰囲気で団欒していました。
後部座席の私も、思わず彼女の身の上話に引き込まれて聞き入ってしまいました。偶然乗り合わせた他人同士なのに、いつもの殺風景な車内がまるで観光バス?!みたいな楽しい雰囲気になり、部外者の私までもほっこりと温かい気持ちになりました。
いつも見慣れた風景が少し違って見えるのって、なんか良いですね。
