四つ葉のクローバーを探して

毎日過ごす時の中で、ちっちゃなHappyや大切な何かを。四葉のクローバーを探すように見つけていけたらいいな。

『鉄の骨』

2013-01-11 | My Library
講談社
発売日:2011-11-15
makiからの借り本。めっちゃおもしろかったぁ。池井戸作品3作目。。。。こんな時代があったんだよね~って思いながら読んでるとこと、ありえないでしょって思いながら読んでるとこと・・・。「談合」っていっても、どういうものか説明できないとこも確かにあって。漠然といけないこと!って思うレベルだったりしてたけど、その「談合」の仕組みみたいなものも改めて勉強できたというか・・・そんな1冊。平太の成長とか尾形の企業戦士っぽいとことか、兼松や西田の仕事に対する情熱や責任感とか・・・なんかどこに焦点を当てても、その部分が輝いてみえるような1冊。ボリュームももちろんあるけど。裏のかけひき・・というか、裏の世界というか・・・世の中こういうものだよね~って思わされたり。読者をひきこんでいくpowerはすごいですね、池井戸さん。



makiからの借り本。
読み応えありましたぁ。
池井戸さん、やっぱりすごいなぁ。

企業っておっきくてもちっちゃくても、「裏」では色々あるんだろうなぁって思って。
そんななかで生き残っていくためのかけひき・・・
きっと経験とか、人脈とか・・・・大人の事情的なことが色々あって。
最後の最後には政界にいきつくとか。
査察が入るとか。
今回は平太くんを通して、勉強させられてる気分を味わうことができて。
なんだか新鮮なところも。
こんなに若いうちから、色々見せられて、経験させられて。
しかも現場でも仕事をさせてもらってて・・
(まぁ、そこが本来の彼の所属する部署なんだけど)
平太くん、かなり羨ましいぞ!って思いました。

企業をモデルにしてる小説って。
異業種を色々味わえるから、新鮮。
ハラハラドキドキもするし、主人公が窮地に落とされたりするとなんで~!!!って思っちゃうけど。
それでも、そこから成長したり、這い上がったりしてく姿は、
企業戦士としてカッコイイな~って思う。
やっぱり尾形さんはカッコイイ!!
こんな部長だったらついてきたい!って思うんだけどね~。
さらに、そんな部長を信じてる兼松さんもかっこよかった。
信じてるからこそ、一生懸命動くことができるんだろうから。

こういう会社で働きたい・・・
というか。
こういう上司のもとで働きたい・・・ですね