浅田次郎の短編時代小説
TOMさんから借りました。
すっごい面白かった!ってことだったので
確かに・・・面白かった。
歴史小説って脚色されててもされてなくても、どっかとっつきにくくて。
苦手な分野。
好きな時代とか興味ある時代、人物のものだったら、入りこみやすいかもしれないけど・・・
う~ん。
本の分野の苦手意識ってなかなか改善するのは難しいかも。
なので。
TOMさんに貸してもらったこの本も最初はちょっと辛かったんだけど。
正直なとこね。
だけど・・・
読み進めるうちにすっかりとりこでした。
短編小説なんだけど。
1話1話の最初と最後に、作家のコメントがついてて。
それが小説へのエピローグとプロローグ風。
だから、とっつきにくさもなく、すすす~っと入っていけたのかも。
第一話目の「お腹召しませ」は最高でしたよ。
江戸末期・・・時代がおっきく変わろうとしてるときに、これだけのユーモアを持って生きてくことって大事かも。
そんなふうに思いました。
これって、今の時代にも通じるんじゃないかなぁ。
ほんのちょっとのユーモアがあれば・・・。
やはり、「遊び」は大事だよ。
浅田次郎さんってとこがなかなか渋い