猫ってやつは、身勝手なようでなんだか日々努力みたいだ。毎日、ベッドの上から、アソボウ って誘ってくるんだが、これがどうやら取り組みを変えてきてる。ふりふり振られるほっそい紐は変わりないのに、頭から突っ込んで押さえ捕らえる日、捕まえたら転がって押さえ込むの日、ジャンプを重ねて逃さぬの日、回転キャッチの日、と様々で、帰省で数日の留守番の後は、ふりふり遊んでもらえて無いというのに、バージョンアップしてい . . . 本文を読む
思い出している。
一年ほど前、雨と雨との間で緊急保護。。。してしまった子猫だ。
なんとなく愛想のよい子猫であったようで、捨てられてうろついていたのか、そろそろ遊び歩けるくらいに育って遊んでいるうちに雨に降られてしまったのか、とにかく私が見つけるまえからその辺りで見かけられていたらしい。
食べ物を分け与えたり、でも拾って帰って飼える境遇でもない、学生や一日働いている者が目にするくらい施設の敷地内であ . . . 本文を読む
冷凍庫からホタテ貝柱を出すと、鯖トラがやってくる。
袋にとってチャックを閉じて洗面所にボールを置いて流水で解凍を始めると、洗面所の下で待つ。
その場を離れると、追うようにこちらを見る。
待っててね。
解凍を確かめに行くたびに、また洗面所にとことことやってきて、窺うように私の顔を覗き込む。
もうちょっと待っててね。
解凍を終えたホタテを、ぶら下げて台所に行くのに早速合流してまな板のそばに陣取 . . . 本文を読む
冷房を入れると、抽斗をちょっと引き出した棚の上に陣取って降り注ぐ涼風を楽しんでいる鯖トラだが、昨夜は暑くてちょっと低い目26℃でスタートしたまま眠りこんでいた。
朝方耳元で、シャウシャウ と猫の咳こみが聞こえ、はっとして目が覚めた。
高齢猫が冷えて体調を崩したのかと抱き寄せてあちこち触れてみると、皮毛は冷たく耳も冷たくなって、具合が悪いかどうかはともかく、ずいぶん冷やしたような気がしてどきどきし . . . 本文を読む
黒がニャーンニャーンと呼びかけながらやってきた。
足もとで寝てたのは鯖トラ。
黒はまっすぐこちらを見て、
ニャーン オアーン と鳴くものだから、
ごはんか?
と聞くと、鯖トラが気まじめな顔でこっちを見た。
黒はまた、オアーン オアーン と鳴く、鯖トラは体を起して黒に寄ってちょっと毛づくろいをする。
ごはんなのか?
ときくと、鯖トラが毛づくろいの動きをとめて気まじめな顔でこっちを見 . . . 本文を読む
鯖トラがするすると奥の方へ入って、ふくらはぎを枕に落ち着いてしまうと、腕枕が空くから、雉トラは思うままに腕枕をひとり占めしてくねくねと甘えていい気になる。
それがその日は先に雉トラが腕枕に落ち着いた。
後で来た鯖トラが奥へと潜り込もうと、雉トラの後ろだか前だかで落ち着こうと、どっちだっていいからさっさと潜り込んでおいでとばかりに、もぎゅもぎゅと抱きかかえるその腕の中で、雉トラがばしばしばしばし . . . 本文を読む