「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会

子どもたちを戦争に向かわせる「つくる会」教科書の採択撤回!使用を中止させよう!

10/15 東京で決起集会 検定意見撤回までたたかう

2007年10月16日 | 教科書
 9月29日の沖縄県民大会を受けて10月15-16日、沖縄から170名の要請団が上京し、政府・文部科学省、教科書会社に要請を行いました。また。これに合わせて、東京永田町の星陵会館で、東京沖縄県人会と沖縄戦首都圏の会主催の総決起集会が行われ、主催者発表で650人以上が参加しました。集会は、12万人が結集した沖縄県大会の息吹がそのまま会場に持ち込まれ、かたくなな政府・文部科学省に対してたたかいへの意気をあげました。その熱気は、与党の議員ですら、「検定意見の撤回を実現したい」と言わざるを得ない程です。
 元ひめゆり学徒隊の上江田千代さん(杉並区在住)が登壇し、沖縄戦体験を語り、百万人署名運動の呼びかけ人として、文部科学省に交渉に行ったこと、杉並区議会での決議について議会会派を回り、「あくまで検定意見撤回」を訴えたことを報告しました。
 沖縄県教組からは、3月30日の報道を見て「こんな教科書ではこどもに教えられない」と4月2日には記者会見を行い、6月9日には労働者・市民を中心に3500人の集会を行うなど、教組が議会に働きかけ、マスコミが、連日証言を報道する中で12万人の県民大会を実現してきたことが報告されました。
 首都圏でも検定意見撤回の意見書採択が行われている報告もありました。
 最後に上京中の県民大会要請団が登壇し、沖縄県高教組委員長 松田さんが、南部商業高校の生徒95人が書いた寄せ書きを披露。「明日、文部科学大臣に届けたい。教科書はこどもたちに真実を教え伝える重要な役割を担っているものです。教科書検定意見の撤回を求めて、最後まで、不退転の決意で頑張りたい。間違った検定が出たときに誰がそれをただすのか。でたら手がつけられない、口出しできないそういう社会なんですか。と多くの人に問われた。私はいまの政府・文科省のやり方、システムそのものを問わざるを得ない。行政のやることは正しい。だから私たちは聞けということをこれまでやってきたかもしれません。しかし、9.29で示されたのは、実は私たち、主権者が声をあげることによって、変えることが可能なんだ。そのことを訴えていきたい」と述べ、会場にあふれんばかりに詰めかけた人たちが「団結がんばろう」と拳を振り上げました。


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