1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

第2章 OSHMSとは何か その1

2018-07-13 12:57:53 | 日記
第2章 

OSHMSの推進に当たって、職長の基本的な責務、役割等に「どのような変化」が生まれて、
さらに、「どのような具体的課題ないし技術的課題」への対応が要請されるか、改めて考えてみる。

結論を先に述べてしまえば、次の3点に集約ができ、職長の動きが重要になる。

第1は、OSHMSが効果的な仕組みとして機能するために、職長がリーダーシップを発揮して取組み、
作業者も含めて職場全体をまとめていくことが期待されること。

第2は、職場の問題点(危険性又は有害性)の特定、リスクの見積り、リスク低減措置の検討等を進めるため、
職長はリスクアセスメント手法について理解を深めるとともに、その実施参画する必要があること。

第3は、事業場全体の安全衛生計画の性格が、従来の安全・労働衛生週間等のイベント計画中心から職場の問題点の効率的な解決に重点を置いたものに
変化する事となることから、職長は事業場全体または部門の安全衛生計画について十分に理解を深め、
現場の代表として安全衛生計画の策定に参画するとともに、その実施を推進することが必要となること。
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第1章 OSHMSとは何か その7

2018-07-13 10:03:29 | 日記
第1章 OSHMSとは何か

3. OSHMSの基本的な考え方
(2)OSHMSとゼロ災運動の一体的な運用

OSHMSは自主的な安全衛生の「管理の仕組み」であるのに対し、
ゼロ災全員参加運動(ゼロ災運動)は「一人ひとりカケガエノナイひと」という人間尊重の基本理念に基づいており、
ゼロ災害・ゼロ疾病を究極の目標に職場の危険や問題点を全員参加で解決をしていき、安全と健康を先取りすることにより、
明るく生き生きとした職場風土づくりを目指す運動である。
このようにOHSMSとゼロ災運動には、それぞれの特徴かあり、この両者が一体的に運用されることが望ましいと言える。

つまりOSHMSという「管理の仕組み」が適切かつ有効に機能をさせるには、
ゼロ災運動の精神である「人間尊重の基本理念に基づく職場風土づくり」が重要である。
また、ゼロ災運動を実施している事業場がOSHMSを導入したならば、ゼロ災運動の推進に管理の仕組みが確立して、継続的かつ安定的な
ゼロ災運動の展開が期待できる。

このように、事業場、職場でOSHMSとゼロ災運動の両者が一体的に運用できたなら、
両者の長所が生きて安全衛生水準の一層の向上につながっていく。
職長は、現場の安全衛生自主活動を動かす立場にあることから、
現場でのOSHMSの運用とゼロ災運動における職場の自主活動の適切な推進が望まれる。

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