1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

労働災害防止についての関心の保持および労働者の創意工夫を引き出す方法 その3

2018-07-02 12:58:55 | 日記
(1)「ヒューマンエラー」の発生形態

事故や災害が発生した場合、人側の問題点として「知らなかった」、「できなかった」、「やらなかった」という問題があることは
以前にも述べたとおりであるが、もう一つの大きな問題として「ついウッカリした」というものがある。
この「ウッカリ」することは、人間の特性であり、完全に無くすことは不可能である。
しかし、それはどんなものか、どんな時に起きやすいかなどを知り、適切な対応を取れたなら「ウッカリ」を少なくすることは可能である。

人がこれらのヒューマンエラーを「つい」犯してしまうのは、次のようなときである。

1.「判断の甘さ」------この程度なら大丈夫だと思った。
2.「習慣的な動作」----反射的に手を出した、いつものように安易に行動をした。
3.「注意転換の遅れ」--あることに集中をし過ぎて、他の危険に気付けなかった。
4.「思い込み省略」----いつものことと思い確認をしなかった。
5.「情報処理の誤り」--読み間違い、聞き違い、早合点、勘違い

このようなエラーは熟練作業者に多く見かけるものであり、熟練による反射的な行動が
災害の原因になることもあると認識し覚えておかなければならない。
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労働災害防止についての関心の保持および労働者の創意工夫を引き出す方法 その2

2018-07-02 09:58:36 | 日記
1 ヒューマンファクター

作業手順の定め方で述べているように、仕事とはある作業環境の中で、
作業者が設備や機械を使って原材料を加工して製品を作ることである。
そのためには、職場の中にある設備や機械と作業者がそれぞれの長所を生かして、
お互いの短所を補うような関係にあることが望ましいとされる。

では、機械と人の長所、短所とはどのようなものであるのか、その内容を下図に示す。



このように、作業の現場を人と機械設備の組み合わせとして考えたときに、人の役割や要因をヒューマンファクターと言い、
特に意図しない行動の結果、異常な状態や事故、災害に繋がった人に関わる要因のことをヒューマンエラーと言う。

人はミスをするもの、機械は故障をするものと考えて、機械設備の本質安全化を図る事は「設備の改善」で述べているとおりであるのだか、
ここではヒューマンエラーとその防止方法について考えてみる事とする。
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