北沢の住人の雑記

あーでもない、こーでもない、取り止めのない事を書きます。

エべレスト街道#3

2018-11-29 08:42:20 | 山旅

    

11月10日から21日まで12日間ネパールのエベレスト街道を歩いてきた。

旅行代理店の西遊旅行の企画に、世界最高峰のエベレストをこの目で1度は見てみたいと、思い参加しました。エベレスト街道はどこから、何所までとかはっきり、判明しないがルクラから、エベレストが眼前に迫るカラ・パタールまでか、或いはエベレストBC(ベースキャンプ)までかよく分らない。

 それはさておいて、ルクラからタンボジェまで歩いた。大体エベレスト街道の半分程度、カラパタールまで片道後、二日半はどの地点か?日本人の方が経営する「エベレストビユーホテル」の一泊分先のロッジ「ヒマラヤン」まで行った。

飛行場のあるルクラから、今回のトレッキングはスタートし7日間かけロッジを泊り歩き再びルクラに戻る計画です。 一番悪戦苦闘したことは、エベレスト街道の埃でした。ガイドブックにも掲載され、添乗員にも気を付けるよう促されていたが、喉をヤラレた。この時期はベストシーズンで世界中からトレッカーが集結する、そして乾燥した乾季で、登山道は荷揚げのゾッキョ(牛とヤクの交配種)と馬の粉塵、排泄物プラストッレカーが巻き上げる埃が堪らない。マスクを掛け、ネックウオーマーで口、鼻を覆うても難しかった。もしかしたら、高山病より、喉からくる、肺の予防が大切かもしれない。かなり山のベテランの方も喉を傷め、クシャミに悩まされていた。実際、今回のメンバーの半数以上はクシャミ、鼻水、鼻ずまり、そして、微熱で苦しめられた。そして、体力、気持ちも消耗していた。

 4000mの高所を何度か通過するので、やはり高山病対策は気を抜けない。トレッキング開始2日目でメンバーの2名が早くも脱落です。また、半数以上が喉を傷めるなど、過酷なトレッキングでした。

 それでも、一目見たいエベレストを目の当たりにした時は胸にこみ上げる物がありました。登山開始から5日目にタンボチェ・リの丘(4198m)から雪煙がたなびくエベレストに出遭いました。この日は好天に恵まれ、10名がこのときのメンバーです。中央にエベレスト、右にローチェ、左にヌブチェです。

 この時にあわや高山病になるところでした。トレッキング初日に添乗員から配られた自分のサイン入りのスカーフをお気に入りの場所に括り付ける為に持参していました。見晴らしの良いタンボチェ・りの、、、、の旗の脇を借りて括り付けていると、前方のメンバーと離れてしまい、急がないといけない、とばかり早足で登り始めると、半端なく息が上がり、ここは4000m超の高所で有ることを一瞬だけ忘れてしまったのです。遅れること5分位か、メンバーに追いつきましたが、危ないところで、高山病になるところでした。ゆっくりした行動が高山病対策の鉄則です。

 エベレスト街道のトレッキング最後の7日目のサナサ付近の風景は忘れられません。エベレストの天空の回廊のあの風景の中を歩くことができ、全ての疲れが吹き飛びました。


エベレス街道#2

2018-11-26 15:21:25 | 山旅

 今回のエベレスト街道の山旅でとてもお世話になった「ドッキョ」です。確か牛とヤクの交配種で、1代限りだそうです。我々パーチィー13名の荷を四頭で運んでくれた。一頭に平均四人分の荷を運ぶ。それと、山の中移動日7日分の食糧も運んでくれる。ネパールの山の2000~4000m超はこのドッキョが荷役の主役だ。プラス馬、ロバが加わる。真に有り難いドッキョだが、10頭ものドッキョが通過すると、この時期乾季で、砂埃が凄い。喉をやられる。

 高山病より厄介なのはこの埃からくる、肺痛かもしれない。ドッキョの糞は燃料にもなるので、粗末にはしないが、糞もかなりの量が埃に混じり都会人の喉を傷める、ことになると思う。

 登山開始2日目で、2名が脱落、後のメンバーは完登したが、喉からくる、風邪気味のメンバーは半周以上に上った。ネパールは喉対策が大一です。

 


ネパールから帰ってきました#1

2018-11-24 13:49:35 | 山旅

 21日に帰ってきました。

エベレスト街道とカトマンズの埃で喉をヤラレ未だ風邪ぎみです。吊り橋は谷底にあり、また向こう岸の登りになる。アップダウン、また吊り橋で疲労が重なる。

 本来ならエベレスト街道の先のエベレストBC(ベースキャンプ)まで行けば良いが半分の地点で引き返すBCまであと4日ほど掛る。体力的、精神的にこんなものでしょう。

 纏めて書けないので少しずつかきます。