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容疑者Xの献身 東野圭吾

2008年09月19日 23時51分26秒 | 読むログ(本)



数年前に直木賞受賞した時に読みたい!と思っていたが、
子供のころからコンパクトな文庫派なので(単にケチなだけだが)、
早く文庫にならないかな…と思っていた。

と、待ち望んいたわりには、文庫化になったのを知ったのは、
栃木SCのFW横山選手がブログでこの本を紹介していたからなのだが。


感想は…。
この「容疑者Xの献身」はご存じのように、ドラマ・ガリレオ映画版の原作。
主人公の湯川准教授は、どうしても福山雅治のイメージで読んでしまう。

本の中で、”湯川は深く唸った”みたいな記述があると、
福山がドラマでチョークを持って数式を書くときのBGMが頭の中でグルグルとしてしまい、
本読みながら思わず、”ジャララ ジャララ ジャララ…”と口ずさんじゃうほど。
家族にそれを聞かれて、”大丈夫?”みたいな顔をされてしまったり…。

正直、本格推理小説としては若干アンフェア(読者が謎を解くカギが全て明確にされていない)だと、個人的には思う。
が、直木賞受賞作(江戸川乱歩賞じゃないから…)なので仕方ないかな。
推理小説としても恋愛小説としても楽しめる作品。

映画も見に行こう!
容疑者は堤真一ということだが、原作のイメージとは少し違うと思う。
私が選ぶなら、船越栄一郎、斉藤暁あたりかな。

もっとも、主人公湯川は佐野史郎をイメージして書いたらしいから、仕方ないかな。
佐野史郎と船越栄一郎じゃ、映画化というより、2時間ドラマだもんね。