2011 J.LEAGUE DIVISION2 第2節
(ベストアメニティスタジアム)
栃木SC 2 - 1 サガン鳥栖
【得点者】
8分 本橋 卓巳(栃木)
56分 野田隆之介(鳥栖)
90分+4分 パウリーニョ(栃木)
【入場者数】
3,917人
(通算成績 8勝2敗3分け 勝ち点27 第2位)
パウリーニョ、ロスタイム弾で劇的勝利
でも、首位陥落…。
鳥栖には行けず、スカパー観戦でした。
パウリーニョ選手の決勝ヘディングシュートが決まった直後、
今日スカパー解説の倉田安治氏のコメント。
やっぱり、栃木はね、力がありますね~
やっぱり、この順位にいるのはダテではないですね~
栃木はJ2上位を狙えるチームに間違いないってことでしょうかね。
前節千葉戦からスタメン5人を代えたこの試合。
千葉戦前、松田監督は
「ターンオーバーは考えていない。3連戦の初戦が終わってから考えても遅くないと思っている。」
とコメントしていたので、
激闘だった千葉戦を終えて、消耗が激しかったと思われる守備陣を代えたのだろう。
ケガ(鼻骨骨折)の大久保選手を含めて、DFは渡部選手以外を総入替。
左から入江、大和田、渡部、赤井。
ボランチも鈴木選手から本橋選手に。
あと、FWチェ選手を廣瀬選手にした。
途中交代も、水沼選手から杉本選手、ロボ選手から船山選手はプラン通り。
脚を痛めたように見えた赤井選手から西澤選手への交代だけは予定外だったか。
試合内容は、
今年お得意の試合開始早々の先取点。
今日は8分に本橋選手が見事なボレーシュート。
早い時間に先取点を取ると、
あまり良い展開にならないことが多い…。
などと思っていたが、前半は押し気味でそのまま終了。
ところが、後半脚が止まってきたところで、
コーナーキックから一番遠いサイドにいた野田選手にヘッドで決められて同点。
これは昨年まで良く見た失点パターン。
同点にされた後は、
さらに脚が鈍り、
鳥栖怒涛の攻撃を交わすのが精いっぱい。
85分の鳥栖早坂選手のシュートがクロスバーに当たるラッキーもあり、
何とか猛攻をしのいだ。
そして、後半ロスタイム。
高木選手のフリーキックを、
船山選手がヘッドで後ろにそらし、
これをパウリーニョ選手がヘッドでゴール!
大久保選手のロングスローを、チェ選手がヘッドで後ろにそらし、
ロボ選手がゴールを決めた千葉戦の先制点と同じパターン。
イメージ通りの決勝ゴールだったでしょう。
パウリーニョ選手はゴール後、、一目散にロボ選手の元へ。
ナイスアシストの船山選手は松田監督の元へ。
松田監督が嬉しそうに船山選手の頭を何回も叩いていたのが印象的でした(笑)
(画像はスカパーより)
劇的な勝利でした。
自分は、正直な話しをすると、
残り10分あたりから、
このまま(引き分け)終わってくれ~。
と思ってました。
ダメですね…。
J1へ。ですから勝つことを最後まで考えなくてはイケないのに。
ということで、反省もしましたが、
苦しいゲームを劇的なゴールで勝ったのに、
総得点差で、まさかの2位…。
シーズンの1/3を消化して、1位と勝ち点差が同じ2位なら、
まずまず、ですかね(笑)
まだまだ、これからですからね。
それにしても、次節はまたまた中2日。
さらに相手の札幌は今日試合が無く、
中5日と休養十分。
次試合コンディション的には厳しいが、
勢いは6月負けなしの栃木にある。
(札幌も6月は2勝1敗1分けと、まずまずだが)
スタメンを大幅に入れ替えたことで、
休養できた選手もおり、
コンディション的にも何とかなるだろう。
勝っているときはメンバーあまり代えない松田監督が、
札幌戦のスタメンはどうするかは注目だ。
さて今日のスカパー解説は、
栃木SC松田監督が福岡監督時代に、
監督、ヘッドコーチとしてコンビを組んだ前岐阜監督の倉田安治氏。
解説というより、監督目線のコメントは
面白くもあり、参考にもなるものだった。
スカパーなら監督目線のコメントも有りでしょう。
(地上波だったらクレームが来そうですが…)
さすがは松田監督の理解者だけに、
栃木寄りのコメントが多く、
放送からはアウェイ感がまったく無かった(笑)
「ディフェンダーのボール回しのボールスピードがリズムを作る」
というコメントは指導者目線。
後半開始早々の
「(栃木SCは)1-0ですから、最初の15分で失点しないこと。」
というコメントは、
栃木SC松田監督のハーフタイムコメントの「最初の15分が大事。」
と同じ感じで、さすがという感じ。
栃木決勝点の起点となったフリーキックを与えた鳥栖ヨ・ソンヘ選手のファールに対して、
「これは、いらないファール。」 と何回も繰り返しコメント。
その心配通り、このファールがパウリーニョ選手のゴールにつながった。
その他にも、なるほどというコメントが盛りだくさん。
スカパーはサッカー好きが視聴者の中心ですから、
倉田氏のような解説者は良いんじゃないでしょうか。
ということで、勝っても首位陥落となってしまいましたが、
勝ち続ければ、いつかは1位になるでしょう。
とりあえず、1戦必勝で、札幌戦に全力投球ですね。