中日ドラゴンズ落合前監督を嫌いな人は少なくはない。
自分はジャイアンツファンとして、
1994年の日本一、96年のリーグ優勝は
落合選手の功績が大きいと思っているので、
感謝しているし、
野球選手として、監督して好きな人。
もちろん、相手チーム中日の選手、監督としては、
嫌な存在だけど…。
そんな落合元監督が、
自分の想いを淡々と語った本。
こういう考えで采配していたんだなということが判り、
野球ファン必読の本であり、
ただのサラリーマンの自分にも役立つビジネス本でもある。
日本シリーズ山井投手の完全試合目前での交代の真相も触れており
(この件は、山井投手のアクシデントと、油断したら負けるという監督の考え、
ということで、雑誌などで以前書かれていた通りでしたが…)
一番、自分として面白かったのは、
落合氏の野球は、
勝つ野球ではなく、負けない野球
ということ。
確かに落合中日は負けない野球。
落合氏は、1点で押さえても負けた投手には
「良くやった」とは決して言わないそうだ。
やはりプロは勝ってこそ。
勝たないとダメ。
「勝つためには自分は悪者にでも何でもなる。」
という落合氏の覚悟が感じられる。
そういえば、松田栃木SCも同じく負けないサッカー。
つまらないとい言われるところも似てるかな…
相手を0点に押さえれば負けないわけだから。
ただ、日本のプロ野球は勝率で順位を決めるので引き分けは勝ちに等しいけど、
Jリーグの引き分けは勝ち点1だから負けに近いような気もするから、
やっぱり勝つサッカーじゃなければダメかな
ということで、
面白くもあり、涙が出そうになる部分もあり、
人間落合博満を感じる本。
落合前監督を嫌いだという人に読んで欲しいな…。
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これ読むと、
ウチの社長に読んで欲しいな…
って、思うサラリーマンが多いはず(笑)