「事実は小説より奇なり」というが、
この本は小説より面白いノンフィクションの典型だ。
ムンクの『叫び』が盗まれた!
犯人はハシゴを使って館内に侵入、この名画1点のみを盗んで
あっさりと逃げおおせた。現場に残されたメッセージは
「手薄な警備に感謝する」・・・。
わずか数人のロンドン警視庁特捜班が挑む、
華麗な美術の世界に秘められた闇社会の謎。
知能犯と囮捜査官との息詰まる駆け引き。
ミステリーより面白い、スーパー・ドキュメント!

「
ムンクを追え!
『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日
」
エドワード・ドルニック (著), 河野 純治 (翻訳)
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なーんて、るるかめ的に かなり惹かれるものがあったし、
いま、盗作&映画化で また話題の「
ダ・ヴィンチ・コード」と
(るるかめ、コレは大好きな本です


)同じ棚にあったので
書店でみつけてスグに購入したのですが・・・
なんじゃこりゃあ━━
ん~

★5つを満点とすると、、、★0.5点ですね。
いや、ハードボイルドが好きな方・男性の読者などは
お気に召すかもしれませんし
(ちなみに、るるかめのだんなさまは まだ読んでいませんが
きっと気に入るんじゃないかな、と思います

)
るるかめも、ムンクの『叫び』奪還に関する部分

は
それなりに 読めたのですが・・・・
とにかく最後まで読むのが正直つらかったです。
(おもしろい本はいっきに読めちゃいますけどねー)
この本、構成というのか話の流れが いろいろ飛ぶんですよ。
主となっているのは1994年にノルウェー国立美術館から
盗まれたムンクの『叫び』奪還のはなし なのですが
いたるところでその他の美術品の盗難等についてのはなしが
出てきて、年代も飛ぶので 極端な話、わけがわからなくなります。
さらに、この著者は捜査官のチャーリー・ヒルを、おそらく
かなりお気に入りなようで、ヒルの人物像についての記述が
ほんとに よく出てくるんです。
たとえば、”ヒルは囮捜査でイギリス人とアメリカ人を使い分けるが
アメリカ人になりきる際にはいつも r の多い偽名にする。
’クリストファー・チャールズ・ロバーツ(Christopher Charles Roberts)’
そして、自己紹介のたびに意識的に r の音をはっきり発音し、
自分がアメリカ人を演じていると自覚する。
(イギリス人は r の音をあまりはっきり発音しないのだそう)”
↑このような内容のことが 何度も出てくるんです。
rでしょ、わかってるよ。何回も同じこといわないでよ。
って、だんだんあきれてくるくらいです。
とにかく、ヒルがスゴイんだぞ!みたいなことが言いたいのだけは
しっかり伝わったのですが
るるかめ的にはヒルについて、特に魅力にも感じないから
とにかくウザくてたまりませんでした。(←言葉が悪くてすみません。。)

でも、2004年に再び盗まれたムンクの『叫び』も、
また このヒルのような人たちが、奪還にむけて頑張っているの
かな~と思うと、『叫び』がはやく無事に戻ってきてほしいし
そしたらノルウェーに観にいきたいな~とも思ったりします。
最後に、、、”ヒルこそ 現実にいるハードボイルドな男だ

”
って 好きになれる方なら とっても楽しく読める本だと思います。
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