四規 和 敬 清 寂
七則 茶は服のよきように点て、
墨は湯のわくように置き、
冬は暖かに夏は涼しく、
花は野の花のように生け、
刻限は早めに、
降らずとも雨の用意、
相客心せよ
型や作法は、徹底的に無駄なものを取り去りシンプルなもの。必要なものだけを残したシンプルさは、飽きが来ないし応用がきく。茶の湯にも、自然と交わり、人と交わる場をひとつの小宇宙にシンプルにまとめ上げた美しさがある。(声に出して読みたい日本語)
私はこれを読みまさしくTRADだと思った。ルールを堅苦しいなどと思わず、楽しみに変え心地よいものとしてきた。何のためらいもなく素直に自分のものとして大切に暖めてきたのである。だからどんな場面においても新しい着こなしを楽しむことができる。
Oily Boyでは松山猛さんが「いつまでも若いオイリーボーイの素敵な着こなしを、ズボンをずり下げている「今時な」連中に見せ付けてやろうじゃないか」と書いている。
私はよい時にトラッドに出会い、「ねばならない」も苦にもせず、今尚楽しめることは幸せ! 「トラッドに感謝」だ。 先人の書物の中に発見することは喜びでもある。
全く同感ですね。散財してアイテム揃えまくり着飾っていても、「こころ」がついていかなければ、七五三の領域を脱し得ないかと。
茶の湯でもてなす亭主と、相伴に預かる客との関係は身分や階級を超越する時間を作り出していました。「こころ」は互いの立場を思い、通じ合うものを感じます。
因みに手ほどきを頂き所作を一通り経験したことがあります。奥義は底知れぬ面白さを感じますが、イッパシになるまでは大変であることを思い知らされました。
最近は専ら頂く方に回ってます。せめて席へは出来るだけ「アメトラ」ならぬ「和装」で赴くようにしております。
TRADは日本のスタンダード、シンプルな佇まいと存在感、基本というものがあるにもかかわらず、誰をも受け入れるその懐の大きさだ。そんなトラッドを着続けている私たちは幸せ者だ。決まりは大切であり、心地よさもある。ある種の緊張感が着るものを喜ばす。幼いころ「よそいき」の服があった、ここ一番の時はいつもそんな気持ちでいたいものだ。
雅さんの着物姿、恰幅がいいからさぞかしお似合いとお見受けします。
http://blogs.yahoo.co.jp/kuramakaidou_nikenjyaya/13667690.html
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