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どんなに忙しくてもジェニー・チャンの歌を聞いてみよう!

2011年08月08日 21時00分22秒 | 芸能

中国大陸のオーディション番組出身の人気シンガー、張婧。英語名はジェニー・チャンです。3半歳から音楽を学び始めて、6歳で大型の音楽コンテストに参加するようになりました。音楽コンテストと言っても別に歌のコンテスト番組ではなくて、当時、彼女が参加したのはもっぱら楽器のキーボードで腕を競うための試合でした。大学時代はアメリカのシカゴで過ごし、心理学を専攻しました。「心理学は面白い学問だ」と思ったのが理由だそうです。 ジェニー・チャンの話では、彼女はおしゃべりが好きで、友達が恋愛などで傷ついたときはいつもアドバイスを出していたそうです。彼女はまた「自分はいい聞き手だ。本来なら、カウンセラーになるつもりだった」とも言っています。それではなぜ、のちに彼女はカウンセラーじゃなくて、歌手になったのでしょうか。

実はそのとき、彼女は歌手になろうとは考えていなかったものの、音楽のことはとても好きだったようです。学生時代はよくシンガポールやニューヨーク、シカゴ、北京、上海、台北など異なる都市の間を行き来していたのですが、そのときもずっと音楽を聴いていました。3年前の2008年に中国大陸で行われた歌のコンテスト番組に初めて参加したところ、2位を手に入れるなど、優れた成績績を見せたほか、歌手デビューも約束されたため、これが彼女の芸能界入りのきっかけとなりました。


 デビューアルバムで自分が作ったオリジナル曲を皆に聞かせるよう、彼女はファーストアルバムの発行作業を準備しながら、音楽作りにも携わっていました。それだけでなく、より多くの音楽面の知識を身につけようと、会社の製作アシスタントも担当するなど、夢の実現に向けて着実に進んでいました。そうして、2009年にようやく覆面歌手として見事、台湾でアルバムデビューを果たし、その澄み切った歌声は多くのファンを魅了するなど、順調なスタートを切ったのです。

7月22日、彼女は2年ぶりに最新のアルバム、“找(ルッキングフォー)”をリリースしました。デビュー3年来の2枚目の作品です。全10曲のうち、6曲は彼女が自分で作った曲です。気軽に聞ける歌のほかに、爽やかな感じの歌、三角関係を描く歌、ピアノで始まるバラード、家族を思う歌など、曲のスタイルは変化に富んでいます。アルバムのタイトル“找(ルッキングフォー)”について、彼女は“自分が探したいのは音楽の重要性だ”と言っていますが、彼女が自分にとっての音楽の重要性に気づくまで、いろいろな紆余曲折があったようです。 といいますのは、このアルバムを作り始めたとき、“音楽がなくても平気?”と聞かれたら、“平気よ”と彼女は答えたのですが、そのごまもなく、なぜか、急に声が出なくなり、すべての仕事もそれでストップしてしまったそうです。


「自分が酷いことを言った報いだ」とすっかり落ち込んでしまったジェニー・チャンは「自分は歌が好きな人から歌えない廃人になり、もともと得意なことが障害となった」と思い込んで、そのショックで家に何ヶ月もこもっていて、人生の意義も見つからなかったそうです。 「出来ることはただ絶えず理由を探すこと、歌を聴いたり書いたりすること。そうしているうちに、ようやく、音楽の中から再び前進する方向を見つけた」とのことで、今回の新作“找(ルッキング・フォー)”が誕生したんです。新作の曲作りにしてもその声にしても前とは違うと言われたことについては「多分、それは再出発した勇気と感謝の気持ちがこもっているからだと思う」とジェニー・チャンは説明しています。人は何かを一度失って初めてその重要性に気づくと言われていますが、取り返しのつかないことにならなくて本当によかったですね。(00)



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