台湾初！500万人目の来台旅行客は日本のOLさん

　海外から台湾を訪れる旅行者数は年々増加しており、昨年2009年には初めて、のべ400万人を突破。
　その記念すべき400万人目は、日本から家族旅行にいらした後藤鈴代さんでした。
　昨年の来台旅行者数の急激な増加には、中国大陸人民の台湾旅行解禁が大きく関係していますが、そんな中でも、長年来台旅行者数トップの位置にあった日本が象徴的な400万人目を飾った事は、とても嬉しいニュースでした。

　交通部観光局は昨年、2010年は更に伸ばして、450万人超えを目標にする！と意気込んでいましたが、今年はまた更に大きく記録を更新、450万人どころか、一気に史上初ののべ500万人に到達！してしまいました～

　今年は中国大陸ツアー客の増加にも拍車がかかり、長年日本が守って（？）きた、来台旅行者数トップの地位は中国大陸に明け渡しました。
（今年1-10月までの統計で、中国大陸はのべ約134万人、日本のべ87万人で二位）
　11月に入ってから、「史上初の500万人目旅行者の誕生近し！」という観測が飛び交っていましたが、ラッキー・ツーリストは中国大陸の旅行者の可能性が高いのではないかとも言われていました。

　ところが、11月27日に、台湾桃園国際空港に降り立った台湾初の500万人目の旅行者は、日本のOL、木村美津穂さん（31）でした。
（一番上の写真：中央が木村さん、左は毛治国・交通部長）

　友人と5人で3泊4日の台湾旅行にやってきたという木村さんは、初めて訪れた台湾で、到着早々のサプライズに「ウソでしょう！！」と大変驚いた様子。
　台湾旅行は二度目というお友達の方が大張り切りで、5人揃って記念写真に納まりました。

特別に用意された台湾水牛の模型、背中には台湾各地の名産がどっさり
50万元分のクレジットカードも贈呈されました
5人で仲良く使ってね！

　国立故宮博物院や中正記念堂を参観して、台湾グルメを堪能する予定だったという木村さん、思いがけないプレゼントに戸惑いながらも、「友達4人と、台湾エステを試して、美味しいものをいっぱい食べようと思います」と興奮気味でした。
　また木村さんたちが搭乗してきた中華航空の董事長はその場で、贈呈された記念品や台湾で購入したお土産を、日本の家族やお友達の家まで無料郵送しましょうと申し出て、日本のお嬢さんたちは台湾のフレキシブルさにずいぶん感激した様子でした。

呉敦義・行政院長（中央）も参加してお祝いのセレモニー

　11月27日と言えば、台湾では行政院直轄5都市の大きな選挙がありましたが、呉敦義・行政院長や毛治国・交通部長は多忙な業務の合間を縫って桃園空港まで駆けつけました。
　呉・行政院長は、今年の来台旅行者数はのべ540万人を超えるだろうとしており、これからも、豊かな自然風景や情熱的な台湾気質をより多くの人々にアピールしていきたい、と抱負を語りました。
　皆さまもぜひ、来年のラッキー・ツーリストを目指してみませんか！？（華）