花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~西郷どん 1~

2018-04-08 11:54:14 | Weblog
~西郷どん 1~


林 真理子著「西郷どん」を読んだ感想をまとめました。

江戸時代の経済は一万石とか十万石と言うように、大名は石高で表示され、武士の俸給も米で支払われていました。
そのため、米が貨幣価値の基準になっていました。
全国の米が大阪に集められ、ここで相場が立ち、貨幣に交換されていきます。

薩摩藩の石高は77万石となっていますが、実際は火山灰のシラス土壌で水餅が悪く、米がとれないので実質的な石高は50万石以下だっただろうと言われています。
先日、鹿児島を訪れたので、このことがよく理解できます。
宮崎県との県境にある霧島連山の新燃え岳は今も噴火しています。
鹿児島湾は火山で出来た火口で今も桜島が煙を吐いていました。
このようにあちこちに火山があり、土壌が灰のようなものから出来上がっているので米の栽培には不向きなので、さぞ難儀したことでしょう。
そのため、米に代わって畑ではサツマイモが栽培されました。
薩摩では唐から渡ってきたイモなので、サツマイモのことをカライモとよんでいます。
これに対して、薩摩以外の地域では薩摩から渡ってきたイモなのでサツマイモとよんでいます。

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