花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~ガーデンシクラメンのプラグ苗の話題~

2009-05-10 07:54:57 | Weblog
~ガーデンシクラメンのプラグ苗の話題~

● 今回は現在のガーデンシクラメンのプラグ苗の様子を中心に話題をまとめてみました。

1月下旬から2月中旬にかけて播種したガーデンシクラメンは現在、プラグ内で順調に生育しています。

シクラメンは播種後約30から40日で親葉(乳葉)が出てきます。
この時点ですでに地下部には小さな球根が出来上がり、まだ親葉の先端部に皮をかぶっているのもありますがしばらく経過するとなくなってしまいます。

暗室から(シクラメンの発芽には光を遮断し真っ暗な状態でないと生えてきません)から出した直後はモヤシ状になっていますが、日が当たると徐々に葉や葉柄が硬くなってきます。
一か月を過ぎるころには球根から数枚の本葉が見え始めてきます。

湿度、温度、光の具合が最適になると発芽率が高くなり、ガーデンシクラメンの場合はこのような条件を最適にすると80%以上の発芽率になります。
品種やその時の天候などにより90%以上になることもありますが、中々難しいものです。

発芽率が高くなると、ガーデンシクラメンの種子代は高価なのでコストダウンにつながり、その後の生育も順調に進み、なにもかもがうまく行きますが、反対のばあいにはこの逆になってしまいます。

現在のガーデンシクラメンのプラグ苗の状態は、本場が数枚出て、今月下旬にポットへ上上げるのを待っている所です。

◆ 写真はこのような状態でプラグに植わっているガーデンシクラメンの画像です。

以前の育苗用土は草花と同じような一般的な播種用土を使っていましたが、今は、エクセルソイルと言われるものを使っています。
エクセルソイルは培養度に熱を加え固めた全く新しいもので、物理性が壊れず排水性、保水性がよいので生育がよく、プラグに根が十分張っていなくても型崩れすることなく植え上げるので根を傷める気づかいがなく、ガーデンシクラメンのような植物には最適な素材です。

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