2007参議院選挙

自民大敗、民主６０議席　野党勢力、与党を大きく上回る

どんどん勝敗を問われる獲得議席のハードルが下げられていく中でとうとう「どうあっても首相は辞任しない」というレベルにまで成り下がった参議院選挙。結果が出た後のマスコミの嬉しそうな報道を見ても民主が勝ったのではなく自民がというか安倍首相が負けた（小沢にではなく自分に）ということがよくわかる。

今回の選挙結果分析ブログによればゼネコン・郵便局・農業団体といった従来の支持基盤の切捨てによる所が大きい。総選挙は浮動票を獲得した事で大勝したがベースとなる「組織力」はがた落ちしていたという事。それで今回のように風が吹かなければこのような結果もやむをえないという事か。

不要論が出るほどの参議院で過半数を割ったこと自体には深刻には考えていないが、今後のリカバリー次第で２年以内に確実に訪れる衆議院選挙で本当に負けてしまう気がしてならない。首相が代わらないのであれば次なるカンフル剤は内閣改造だがそのメンバー次第で本当に「自民党がぶっこわれる」かもな。