G7の共同声明が出たようである。
ブルーンバーグニュースによると、
「信用市場の凍結解消へ向け、必要な全ての措置を取る」
「金融機関に対して流動性への広範囲にわたるアクセス保証をする」
またNYSEとナスダックは再度空売り規制措置を検討しているようで、提案内容は、株式が20%を超える値下がりで引けた場合その後3日間に渡って空売りが規制される、と言うモノらしい。
結局NYは約1.5%の下落、ナスダックは若干のプラスで終わったようだから、まあ(私を含めて)一同とりあえずほっとしているのでは無いだろうか。
とは言っても1.5%の下落でホッとするって言う状況がそもそも??だけど。
いずれにせよ、G7によってどんな内容が出ようとも、もはや誰もその措置によってマーケットが再び元に戻るなんて楽観視している人は多分居なくて、とにかくこのFree Fallをまずは止める、と言うのが大先決である。このまま底抜け脱線ゲームのようになってしまうと本当に世界恐慌になってしまうと思う。
既に今日のマーケットでアメリカのBig3が危ない、って話がまことしやかに流れたし、要はこの大混乱がいよいよマニファクチャラーにまで及びつつあり、それは実体経済に本格的に暗い影を落とし始めている、と言うことを意味する訳で、そうなったらこれは株をやってるとかやってないなんて話じゃなくて、個々人の普段の生活にまで様々な影響が及ぶ、と言うことなのだ。
さて、このG7の声明であるが、ちょっと漠然としているので一体どの程度まで何が行われるのかが正直分からないので、中途半端なコメントは出来ないけれど、1番目はもうそれをやってもらわないととにかく底抜け、そして2番目の流動性へのアクセス保証、これは良いかなと思うけれど、では対象となる金融機関がどこまで入るのか、またそれはきっちり金融機関に取って安全な輸血になるのか、その辺がどの程度で足切りされちゃうのか良く分からないけど、現在の大命題である流動性の速やかな確保、と言う観点からは良さそうだ。
まあ詳細はこれから決まっていくのか既に決まっているのか情報不足ではあるけれど、仮に今後詰めて行くのであれば余り時間は無い。
ただこれらの声明だけでは株式の本格的反騰はまだ無理だろうと思う。ただ、とにかく止血、と言う点からは目先は止まる気がする。
しかしながら現在のマーケットは全く容赦が無い、出るもの全て撃たれる、片っ端から切り捨てられる、って感じだから、予断は許されないだろうが。
先日のエコノミスト氏がおっしゃっていたように(但しあの日水曜日に比べると今日金曜日は既に全く違うステージな感があるが)、とにかく効果的なのは、資本強制注入と流動性、と言うことであったので、その観点から行けばG7声明は妥当であろうか。(1番が資本注入の事をも謳っているとすれば)。
結局この現象は何だったんだろう、と考えると、やっぱりバブルの崩壊なんだよね。今日の何かの記事で要は今回は高度化複雑化した金融商品バブルが弾けた、と書いてたのがあったけど、まさにその通りなのだろう。さしずめ金融工学バブル、って事か。
実際金融業のサラリーってのは20年前くらいまでは平均+10%程度だったそうだが、現在はそれが+30%くらいになっているそうだ。(いくら同じ金融業と言えども我々普通のサラリーマンにはとても+30%なんて考えられないけど・・・)
サラリーにそれだけプレミアムが乗っかってるって事は、様々なリソースが金融業にくっ付いてきてた、って事で、それがバブルを知らない間に誘発して今回弾けた、って事だろう。
まあリーマンの会長の報酬なんて確かに尋常では無いわなぁ。5年で355億だか、って奴ね。
やはりそういう事例が世間を賑わすから余計資本の強制注入に対しては普通の暮らしをしている人にとっては、なんじゃそれ?と成るよね。
この「強制」ってのが味噌で、かつての日本でも同じことが90年代に行われている。これ最初は強制じゃ無かった。そうなると何処も手を挙げないんだよね、手を挙げる=うちは実は苦しい=株式の売りのターケットに成る=株価下がってますます苦しくなる、って構図で、これでは駄目だって事で全銀行に強烈に厳しい査定が行われて結局全行強制、となった。
今回は世界的だけれど、要は各国の主要金融機関には原則強制しないと日本と同じ轍を最初踏んでしまう懸念がある訳だ。ただそうなったらなったで、今度は各国の査定方法の違いだの何だのでもう一波乱くらいありそうだけど・・・ここが世界的レベルの難しさだろう。
現在日本は相対的に若干有利だと言われている。日本株もフリーフォール状態ではあるけれど、欧米に比べればまし、って事だ。ただここで政府がつまらないミスを犯すと必ず将来に禍根を残すと思う。
そんな中で麻生首相はとりあえずそれなりのリーダーシップを取っているように見えるのに対して、私は完全に民主党は駄目だと思った。
まあ政権奪取に今のタイミングを逃すまい、と言う気持ちは分かるけれど、全員がカラスの合唱のような「解散解散」、解散することが日本経済を救う、的な論調ははっきり言ってガッカリであるね。キレイごとを随分言っているようだけれど、財政的裏づけが碌に無いにも関わらずの無責任な物言いはどうか。
いくら相対的に有利な日本だからって、恐慌の一歩手前なんだから、その辺は国を代表する方々としてもっと「時間」と言う尺度に対しての真剣さを持ってもらいたいなぁ、と思う次第である。
本日2度目もまとまりが無くてすまん。
ブルーンバーグニュースによると、
「信用市場の凍結解消へ向け、必要な全ての措置を取る」
「金融機関に対して流動性への広範囲にわたるアクセス保証をする」
またNYSEとナスダックは再度空売り規制措置を検討しているようで、提案内容は、株式が20%を超える値下がりで引けた場合その後3日間に渡って空売りが規制される、と言うモノらしい。
結局NYは約1.5%の下落、ナスダックは若干のプラスで終わったようだから、まあ(私を含めて)一同とりあえずほっとしているのでは無いだろうか。
とは言っても1.5%の下落でホッとするって言う状況がそもそも??だけど。
いずれにせよ、G7によってどんな内容が出ようとも、もはや誰もその措置によってマーケットが再び元に戻るなんて楽観視している人は多分居なくて、とにかくこのFree Fallをまずは止める、と言うのが大先決である。このまま底抜け脱線ゲームのようになってしまうと本当に世界恐慌になってしまうと思う。
既に今日のマーケットでアメリカのBig3が危ない、って話がまことしやかに流れたし、要はこの大混乱がいよいよマニファクチャラーにまで及びつつあり、それは実体経済に本格的に暗い影を落とし始めている、と言うことを意味する訳で、そうなったらこれは株をやってるとかやってないなんて話じゃなくて、個々人の普段の生活にまで様々な影響が及ぶ、と言うことなのだ。
さて、このG7の声明であるが、ちょっと漠然としているので一体どの程度まで何が行われるのかが正直分からないので、中途半端なコメントは出来ないけれど、1番目はもうそれをやってもらわないととにかく底抜け、そして2番目の流動性へのアクセス保証、これは良いかなと思うけれど、では対象となる金融機関がどこまで入るのか、またそれはきっちり金融機関に取って安全な輸血になるのか、その辺がどの程度で足切りされちゃうのか良く分からないけど、現在の大命題である流動性の速やかな確保、と言う観点からは良さそうだ。
まあ詳細はこれから決まっていくのか既に決まっているのか情報不足ではあるけれど、仮に今後詰めて行くのであれば余り時間は無い。
ただこれらの声明だけでは株式の本格的反騰はまだ無理だろうと思う。ただ、とにかく止血、と言う点からは目先は止まる気がする。
しかしながら現在のマーケットは全く容赦が無い、出るもの全て撃たれる、片っ端から切り捨てられる、って感じだから、予断は許されないだろうが。
先日のエコノミスト氏がおっしゃっていたように(但しあの日水曜日に比べると今日金曜日は既に全く違うステージな感があるが)、とにかく効果的なのは、資本強制注入と流動性、と言うことであったので、その観点から行けばG7声明は妥当であろうか。(1番が資本注入の事をも謳っているとすれば)。
結局この現象は何だったんだろう、と考えると、やっぱりバブルの崩壊なんだよね。今日の何かの記事で要は今回は高度化複雑化した金融商品バブルが弾けた、と書いてたのがあったけど、まさにその通りなのだろう。さしずめ金融工学バブル、って事か。
実際金融業のサラリーってのは20年前くらいまでは平均+10%程度だったそうだが、現在はそれが+30%くらいになっているそうだ。(いくら同じ金融業と言えども我々普通のサラリーマンにはとても+30%なんて考えられないけど・・・)
サラリーにそれだけプレミアムが乗っかってるって事は、様々なリソースが金融業にくっ付いてきてた、って事で、それがバブルを知らない間に誘発して今回弾けた、って事だろう。
まあリーマンの会長の報酬なんて確かに尋常では無いわなぁ。5年で355億だか、って奴ね。
やはりそういう事例が世間を賑わすから余計資本の強制注入に対しては普通の暮らしをしている人にとっては、なんじゃそれ?と成るよね。
この「強制」ってのが味噌で、かつての日本でも同じことが90年代に行われている。これ最初は強制じゃ無かった。そうなると何処も手を挙げないんだよね、手を挙げる=うちは実は苦しい=株式の売りのターケットに成る=株価下がってますます苦しくなる、って構図で、これでは駄目だって事で全銀行に強烈に厳しい査定が行われて結局全行強制、となった。
今回は世界的だけれど、要は各国の主要金融機関には原則強制しないと日本と同じ轍を最初踏んでしまう懸念がある訳だ。ただそうなったらなったで、今度は各国の査定方法の違いだの何だのでもう一波乱くらいありそうだけど・・・ここが世界的レベルの難しさだろう。
現在日本は相対的に若干有利だと言われている。日本株もフリーフォール状態ではあるけれど、欧米に比べればまし、って事だ。ただここで政府がつまらないミスを犯すと必ず将来に禍根を残すと思う。
そんな中で麻生首相はとりあえずそれなりのリーダーシップを取っているように見えるのに対して、私は完全に民主党は駄目だと思った。
まあ政権奪取に今のタイミングを逃すまい、と言う気持ちは分かるけれど、全員がカラスの合唱のような「解散解散」、解散することが日本経済を救う、的な論調ははっきり言ってガッカリであるね。キレイごとを随分言っているようだけれど、財政的裏づけが碌に無いにも関わらずの無責任な物言いはどうか。
いくら相対的に有利な日本だからって、恐慌の一歩手前なんだから、その辺は国を代表する方々としてもっと「時間」と言う尺度に対しての真剣さを持ってもらいたいなぁ、と思う次第である。
本日2度目もまとまりが無くてすまん。