南米のウルグアイ東方共和国 モンテビデオ市の住民より

モンテヴィデオ住民 メディア リサーチャー・コ-ディネ-ションしながらつぶやいてます・・・

ウルグアイのお菓子 チャハ

2012-04-23 | 食べ物 飲み物
大の紅茶好きにとって、カフェ文化のウルグアイの居心地は
紅茶は自宅で飲むのが一番。街では、充分でないお湯の温度、香りが飛んでる
ティーパックが登場する。ダージリンティーに比較的合うウルグアイのお菓子、
チャハ。スーパーで箱売りしているチャハは、ウルグアイに
棲息する鳥の名前で、日本語ではカンムリ・サケビトリらしい。ふっくらとした
鳥の形から命名されたお菓子は、野原の多い、ウルグアイ・パイサンドゥ県生まれ。
薄いロールケーキの生地にクリームと桃がサンドされ、砕かれたメレンゲで
コーティングされている。そのクリームは、創業当初とは異なり、生ではなく
めずらしい植物性ホイップ
  

今日のおやつ 食欲の秋 オロ・デ・リンの焼き菓子

2012-04-19 | 食べ物 飲み物

初秋のモンテビデオ、街路樹の落ち葉が気になり始めました。
コンベンション通りの老舗のお菓子屋さん、オロ・デ・リン(ラインの黄金)の前を
素通りできない秋・・・通りに面したショーウインドウのケーキ棚になびかれ店内へ
あのワーグナー作品から命名されたお店はドイツ出身の方のお店で今年で創業85年。


店内85年前と変わらない木製のショーウインドウ。マシータと呼ばれる一口サイズの
プチフールもさることながら、このオロ・デ・リンにきてはずせないのは、やっぱり
新鮮なバターと木の実を使った焼き菓子。アーモンド・パウダーを贅沢に使いさっくり
膨らませたオロ・デ・リン風マカロン。クリームやジャムのサンドはなく非常に
あっさり仕上げてあるのがお気に入り。そしてシュバイネ・オーレンならずお花の形の
パイは、絶品!市内に同じようなパイはあちこちにありますが、ここのパイは
新鮮・濃厚なバター風味でいっぱい!老舗の秘訣が隠れているような・・・
紅茶に非常によく合います
写真の購入したお菓子の量は決して一人分ではありません1日分・・・と、言い訳
包装紙も創業当時のまま・・・老舗の味をいつまでも・・・

ポール・マッカートニー ON THE RUN ウルグアイ公演

2012-04-16 | 社会 政治
ポール・マッカートニー ファンの為に リクエストにお答えして・・・・

先月初め、正式にウルグアイ公演が決まってから、この小さな国のマスコミは
かなりビートリーになった。天気予報は、明日の予報より1週間先の
公演日の予報を優先、25メートル特設ステージで働くスタッフリポート
公演当日の警備、モンテビデオ市民栄誉賞、彼が泊るホテルなどと、連日ニュースは、
サー・ポール」のコーナーができるほど。4月15日日曜日、
5万人2千人収容可能なセンテナリオ・スタジアム公演チケット、ステージから
100メートル以上離れた約45ドル席から、10メートルの約900ドルの席は即完売。



そのサー・ポール、有名なベジタリアン。彼のスタッフもツアー中は
ベジタリアンを強いている。滞在先のホテルの部屋にも革製品など動物類の
装飾撤去のオーダー。ある日のポール・スタッフのメニュー、
「ほうれん草、リコッタチーズ、胡桃のラビオリ、ブラウニー、洋ナシのコンポタ」
ご近所のおなじみ金曜日のフェリア(食料品の青空市)で、ポールのシェフたちと
遭遇したのはビックリ。旬の果物 「柿と栗」の前をウロウロ。
年間一人95キロの肉を消費する肉大国のウルグアイで完全なベジタリアンメニュー
+オーガニックは情報を持ってないと至難の技。
さてコンサート前日19時、モンテビデオ空港に専用ジェットでL.A.から到着後即、
センテナリオで音合わせへ。花火がセンテナリオで上がり、ポールの到着は
ご近所中に知れ渡る。下記はその到着模様。



サーが宿泊先のホテルに到着したとき、玄関で5歳位の男の子がこの衣装(写真)を
着て彼を迎え、現場にいた皆が微笑んでいたのが、コンサート当日なんとこの
衣装の曲HELLO GOODBYEで始まり・・・これもサーの気まぐれでしょうか?

ウルグアイでも3世代に渡るファンが歴史あるセンテなリオスタジアムに集まり
誰もが、一度は口ずさみ、口ずさみ続けられる音楽を作った偉大なミュージシアンに
熱狂、尊敬し酔いしれた一夜に


写真・マッカートニーHP


100周忌 タイタニック号  3人のウルグアイ人

2012-04-14 | 文化
4月15日、タイタニック号が沈没して100周年になる。
当時、北半球でおきた豪華客船の海難事故は、ウルグアイでは、他人事でない大きなニュースとなった。
一等船客に3人のウルグアイ人が乗船していたからである。
ラテンアメリカ出身者は、メキシコ人一人、給仕のアルゼンチン人一人。


フランシスコ・カラウ氏28歳、ホセ・カラウ少年17歳。二人は、ウルグアイで1843年創立の民間企業として
最古参商社のファミリーの一員だった。この老舗商社の創立者は、航海士であったことは皮肉な縁でもある。
今日でもその会社は存続し、親族が、ワイナリーを創設し、カステル・プジョーなどの
ブランド・ワインを作り出している。フランシスコ氏は、当時のオーナの息子、ペドロ少年は甥っ子であった。
この二人の遺体は、残念ながらみつかることはなかった。現ワイナリーオーナーもフランシスコ・カラウさん。



そして3人目の実業家ラモン・アルタガベイティア氏71歳は、在ベルリン・ウルグアイ領事の甥っ子訪問後
南米・ウルグアイへの帰途、アメリカ経由をとったことが運命を変えた。
奇遇にもタイタニック沈没40年前の1871年12月24日、アメリカ号に乗船中、モンテビデオ湾近くにて座礁し、
自ら岸まで泳いで命をとりとめた。164名の乗船者のうち65名のみ助かった海難事故であった。
ラモン氏の遺体は、タイタニック沈没から1週間後に発見されたが、奇妙なことに彼が身に付けていた時計は、
沈没から2時間後を示していた。推察されるに、彼は沈没後も生きていたことになる。
ニューヨークから無言の帰宅をしたラモン氏は1912年6月18日モンテビデオ中央墓地に埋葬された。

いずれのウルグアイ人3人共、一等船客で救命ボートに乗れるチャンスがあったにもかかわらず、
船の最上甲板にいたことが目撃されており、「紳士道」を全うしたことでも知られている・・・・

高くても売れている車とガソリン・・・

2012-04-13 | 社会 政治

〔図 EL OBSERBADOR〕

80万円万円相当の車を、メルコスル〔南米・南部市場共同体・ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ〕域内から
輸入した場合、輸入税、消費税〔ガソリン車〕あわせて約57万円が付加され、店頭価格がおよそ160万円に。
例えば日本から直接、80万円相当の車を輸入した場合、輸入・消費税〔ガソリン車〕は、およそ88万円。
店頭価格は192万円前後に。


上記の統計は、世界の主要国の1リットルのガソリン代をウルグアイペソに換算したもの。世界で最も高いとされる
スウェーデン、ドイツ、オランダ、日本、ウルグアイ、フランス、英国、ブラジルと続く。今週明けにも6%アップしたばかり。

銀行ローンが緩和され続け、新車の販売台数はうなぎのぼり、インフレ、教育、賃金問題山積でも、中産階級
まだまだも財布に余裕があるように見える。景気がいい南米、ウルグアイもトップクラスでも、今年は少し停滞
する予測らしい・・・が、

10年前と比べて、国民平均収入は約2倍、失業率半減、強い食料輸出も倍増で好調、まるで日本の70年代。