南米のウルグアイ東方共和国 モンテビデオ市の住民より

モンテヴィデオ住民 メディア リサーチャー・コ-ディネ-ションしながらつぶやいてます・・・

エドゥアルド・ガレアーノ氏 他界

2015-04-13 | 社会 政治
ラテンアメリカの歴史の証人、
ウルグアイの歴史の証人


ラテンアメリカの詩人、作家、知識人、
ジャ-ナリスト、歴史家であったガレアーノ氏が肺癌で13日朝、他界。
今日、日本語でも読める彼の作品
「収穫された大地ラテンアメリカの500年」
に代表される作品は、ラテンアメリカの門を叩いた者なら
一度は触れ、考えさせれたことはあるはず。
今ある社会現象を彼独特の存在感のある明白なイデオロギーで表現
悪いこと、良いことの分別から展開していく彼の考えは
多くの知識人をはじめ労働者も共鳴した。
決して彼は政治家ではなく、自由への愛と良識を常に持ち、
芸術、タンゴを愛しそしてサッカー人だった。




マルビンのランブラ通りの散歩を好んだガレア-ノ。
カフェは自分にとって教会みたいな存在と名言し通ったカフェ。
旧市街地・ウルグアイ最古のカフェとなった
ブラシレロの指定席が歴史となった日に、
普段飲まないカフェ、コルタ-ドを飲み、
彼が友人と最後に心配したであろう我らボルソ、ナショナルの
行く末を念じながら哀悼の意を。
Muchas Gracias por su Sabiduria!


Q.D.E.P.



今日のおやつ メロンシャ-ベット

2015-04-10 | 食べ物 飲み物
秋風が吹き肌寒く感じるこの頃
ドライブや散歩にはベストシ-ズン
モンテヴィデオから車で1時間足らずで
訪れることができるリゾ-ト地、
アトランティダ、ピリアポリス、プンタデルエステでしか
ご賞味できないアイスクリ-ム屋さん、
エル ファロ


国内で3店舗のみ展開。
丁寧に作っている手作り感一杯のアイス。
お年よりも立ち寄るお店ですから間違いありません




そしてなんといってもおススメの一品、メロンアイスシャ-ベット。
昔懐かしいメロン型の容器に入ったあのシャ-ベットを思い出し
フラフラ立ち寄ってしまいます。
ここのお味は、更にリッチにした感じ舌さわり滑らか、甘さほどほど。
しっかりメロンのお味が楽しめます


ウルグアイの再生可能エネルギ-

2015-04-08 | 社会 政治
日本同様エネルギ-資源が少ないウルグアイ
原子力が法律で禁止されている為、火力、水力が主要で電気代があがる一方。
そこで近年、再生可能エネルギ-の分野の投資も盛んに。


現在、再生可能エネルギ-〔風力、太陽、バイオマス〕が占める割合は13.2%。
そのうち風力が占める割合は50%以上
2015年2月現在18箇所の風力発電所が既にあるとか。




10年ほど前は、牧場が、ユ‐カリ森林の景観に変わり
昨今では突然巨大タワ-が出現し牛もびっくり。
国中央に位置するタクワレンボ県の風力発電も
建設が始まってまもない。


太陽光より低コスト、地理的条件、出資先条件などから
ウルグアイにとってメリットある風力。
そして更に新規事業として、建設費総額2.24億ドルを投じて
59機のタワ-が新設される。ト-タルで142mwの発電量。
そこにこの分野で投資にも成功しているドイツ開発銀行が70%出資。
さて残りの30%は電力公社の出資と金融信託販売でまかないます。


国民参加型金融商品、小口で1000ドルから
お買い求めやすい金額、最低保証年率4%。
3月中旬に株式市場や銀行で販売され即完売。
インフラの投資熱はまだ続きます
それにしても電気代もう少し安くならないでしょうか

技師エラディオ・ディエステ氏のサン・ペドロ教会

2015-04-04 | 地方
光のバランスを巧みに計算した技師ディエステ氏のサン・ペドロ教会。




この教会があるデゥラスノ県。
モンテヴィデオから180キロ北、国の中央にあり牧畜業が盛んな県。
故に1839年には既に町の独立広場に教会が存在、が、度重なる災難で
天井が落下。ネオ・ロマネスク建築の正面壁面のみ残して、
70年代にディエステ氏が縁あって、再興にかかわることに。




光に誘われて教会の中に入ると、中央にある聖なる木、十字架が
その光と共に天界へと導かれるかのような印象を受ける。
壁面の装飾や柱のないサン・ペドロ教会。
彼の構造技術、表現効果の原点を誰もが感じる建築スタイル。
国内外の建築家が訪れるこの教会を守るサクリスタンの清楚で知的な様相が印象的。




そして世界でも例をみない、教会装飾の華、バラの窓は
ステンドガラスや彫刻でもない、レンガの五重のリング