南米のウルグアイ東方共和国 モンテビデオ市の住民より

モンテヴィデオ住民 メディア リサーチャー・コ-ディネ-ションしながらつぶやいてます・・・

ダヌビオFCの アルバロ レコバ

2010-03-28 | スポーツ

Esta foto es Gracias por Danubio FC

レコバの左足を観たくて久しぶりにじっくりウルグアイリーグ観戦

アルバロ レコバは、ダヌビオのジュニアチームから生まれ育って、ウルグアイ名門ナシオナルから欧州名門ミラノ、インテルで活躍、優勝に貢献。日本でもイタリアリーグを通して彼の華麗な左足の虜になったファンも多い

選手生活晩年は、「僕が生まれたダヌビオFCへ戻り、クラブに貢献したい」と、約束どおり戻ってきた。
ウルグアイリーグ後期ダヌビオ対ワンダー戦。3-1でダヌビオの勝ち。10歳以上も若い選手と共に試合にのぞむ。彼が放ったゴール前のアシストが得点につながる。欧州時代、個人プレーが目だっていたが、古巣に戻る覚悟はチーノ(レコバの愛称)のなかで確立されていたようだ。
「まだまだこれから伸びていく若手の実力をうまく引き出して、支えになっていきたい、
ウルグアイリーグ優勝をめざして一戦一戦チームの力になっていければ。当面、3試合連続勝利で、年間成績で4位。コパ・スダアメリカーナ出場獲得範囲に近い。チームに貢献できれば」とすっきりした笑顔で答えたベテランのコメントが聞けてうれしかった

頼もしい先輩がいるダヌビオFCには、あのぺニャロールの名センターFWベンゴエチェアが監督アシストとして在籍している。


モンテヴィデオ市の住民 フリオ ボッカの挑戦

2010-03-25 | 文化
3年ほど前から、モンテヴィデオ市マルビン地区の住民、ご近所のフリオボッカさん。日本でもクラシックバレエファンなら知られた人。
静かで落ち着きのあるモンテヴィデオに惹かれてブエノスアイレスから引っ越したきた一人。

彼は、ブエノスアイレス出身の元クラシックバレエのダンサー、現在は、隣国でバレエ財団を経営。幼少期より天才的な実力を発揮し、18歳にしてモスクワ国際バレエコンクールで金賞受賞後、アメリカンバレエシアターなど国際的舞台でプリンシパルとして活躍。芸の幅は広く、古典からブロードウェイミュージカルまで。引退公演は、華麗な踊りに魅了され続けてきたファンが30万人も集まった。現在43歳。


(Foto:EL PAIS)

そのフリオ ボッカさん、今年度2010年4月より、ウルグアイ国立バレエ団ソドレを率いる部長に任命された。ウルグアイの国立バレエ・ソドレは、創立75年の歴史をもつが近年、体制に問題があって、華やかさを欠いていた。彼の登場で伝統的バレエ団を復活させて欲しいと思っている住民でした


モンテヴィデオで誘拐事件

2010-03-22 | 社会 政治
隣国ブラジル、アルゼンチンでは、誘拐事件とくに、インスタント誘拐(小額身代金を要求して即時取引・短期解放を目的とする誘拐)が横行しているなか、ここウルグアイでは”誘拐”なんて”無縁”だと思っていた国民が多い。確かに、強盗、ひったくり、銃を伴う凶悪事件は近年増加しているが、他の国での起こっている誘拐報道が流れる度にウルグアイはまだ平和なんだ!と暢気に思っていたモンテヴィデオ住民でしたなんせ、身代金目的の誘拐は1983年民主国家回復後、初のケースではないかと

が・・・・事件は起こりました。
3月18日木曜日の夜、モンテヴィデオ市ポシートス地区、ご近所在住のイグナシオ・ロスピデ氏77歳が、フィッシュクラブへ会合参加の為出かけ、そこで拉致された。犯人から家族へ2百万ドルの身代金を要求と共に、警察との連絡を拒絶するよう連絡が、電話で夜中に家族に入り誘拐事件へと発展。が、翌日の金曜日の夜、自宅からわずか数ブロックのところで解放された。土曜日、ロスピデ氏は、検察で、「誘拐後、目隠しをされ、車でサンホセ県と思われるところへ連行され、水は与えられたものの、全く電気のない暗い部屋で監禁されていたと」と証言。金曜日の午後に、マスコミが誘拐された人物の名前を公表してしまい(注1)、身代金の受け渡しが困難になると判断した為、解放したとの見方もあるが・・・・多くの反響を呼んでいるのは・・・

誘拐されたロスピデ氏の周辺には、近年ウルグアイを騒がした大きな民事事件が関わっているかとが明らかにされた。

モンテヴィデオ証券取引所の会頭を3期に渡って勤めた最初の人物であったが、
引退後、証券会社を設立するが、コメルシアル銀行破綻の要因を作った関係者として隠匿罪で自宅逮捕。又、2002年の経済危機の際、カリブ海ケイマン諸島への投資流出事件に伴い民営のモンテヴィデオ銀行が破綻し、多くの市民が貯蓄を失った事項においては、当島へ送金の際に使用した口座が彼のものであったこと。更に、脱税容疑のあるウルグアイサッカー市場を操るパコ・カサル氏のグループの一員として、国税局より取締りを受けて、一時市場取引停止処分を受けていたこと。

など、ウルグアイ国民にとって、記憶にある事件のオンパレードな関係者として、この誘拐事件によって名前が露出した

警察当局はモンテヴィデオ、コロニア、サンホセ、カネロネス県を中心に犯人の行方を追うと共に、ロスピデ氏の2度目の聞き取り調査を行っている。3月22日(月)の時点ではまだ捕まっていません・・・

(注1)誘拐事件に対する厳戒な報道協定自体存在しない環境であった為、この事件をきっかけに内務大臣が各報道機関に指示を出した模様。

ウルグアイ新国立劇場

2010-03-19 | 文化
   
 

およそ40年前、文化、学術、言動、情報は、その当時ウルグアイを支配していた軍事政権によってコントロールされ、軍事力を中心に国家予算が編成される時代でした。ダウンタウンの真ん中にあった、国立劇場は、1973年に、出火不明の火事によって全焼し、昨年まで、映画館を修復しての仮の国立劇場を代替えにしてきました。民主国家回復後、国立劇場再建案は提出されますが、1856年創立のオペラハウス・ソリス劇場修復に莫大な費用が費やされたことも拍車をかけて、5年毎に政権が変わる度に、部分的な予算を捻出させ30年もかけての建設がやっと終了。2009年11月にオフィシャルに新国立劇場が完成しました。
消失後、30年以上に渡って国立劇場再建を願って戦ってきた、多くの音楽家関係者はこの日を見ることなく他界されました。先人に感謝しながら・・・

  

消失した伝統的な国立劇場ウルキサとは異なり、近代的な劇場に生まれ変わった新国立劇場。5層・パルコ席あわせて2007席あり、オケピットも110名、舞台は、ソリス劇場の1.5倍。オケボックスをおいても、ステージの裏はまだまだ余裕です。市内にある1856年の古典的なオペラハウス・ソリス劇場にはない21世紀の音響が楽しめます!



      


貸切レストラン

2010-03-16 | 食べ物 飲み物
モンテヴィデオ市中心部から東へ車で20分、閑静な住宅街にある、レストラン アレグレ。世界中からウルグアイへお越しになる、皇室、国賓やVIPが貸切にしてお食事されるところで穴部的存在。お邪魔した日は偶然にも他のお客さんに一人もおめかけすることなく、モンテヴィデオ一般住民も貸切状態!で優雅な時間を過ごしました

さて、シェフお勧めの夏のメニューを頂きました

前菜は、
ウルグアイ・ロチャ産の海老とチリ産スモークサーモンにラタトゥーユをサンドしたサラダ


スープ、
ウルグアイ産オリーブオイルを使ったガスパッチョ


メインディッシュ
ウルグアイ国産ひれ牛肉のブルーチーズソース添え


ヒレ牛肉は写真では石ころのように写っていますが、ナイフをいれたらなんともいえない柔らかくて、オーダー通りの血の滴るトロットとした歯ごたえ、全く油がないあっさりしたヒレ肉なので少し濃い目のブルーチーズソースが引き立ちました。気になったのが付け合せのお醤油味のライス。長粒米だったのですが、まるでもち米のようにもっちり炊けていて思わず感激!でもお醤油が多分ブラジル産が気になりました。ちなみにこの辺で作っているお醤油は、残念ながら、醸造期間短縮の為と甘さを強調させるために、カラメルソースで色をつけてあります・・・トホトホです。これ以外は合格点です! デザートまでたどりつくことができなかったのが心残り・・・次回のお楽しみということで

ご馳走様でした