南米のウルグアイ東方共和国 モンテビデオ市の住民より

モンテヴィデオ住民 メディア リサーチャー・コ-ディネ-ションしながらつぶやいてます・・・

年末 ウルグアイの大人買い

2015-12-26 | 社会 政治
ウルグアイでも忘年会のシーズン。居酒屋で集まるより、週末に仲間と集ってアサードと呼ばれる蒔きから炭起こすことから始める本格的バーベキューをするのが一般的。そのバーベキュー、前菜としてチョリソや小腸などの臓物から始まり、骨付き牛肉 リブをメインにするのが普通ですが、忘年会は特別。子豚や子羊がメインに。が、普通のアサード とは異なり、子羊は時間もかかりアサドールと呼ばれる専任の焼き手さんをお願いすることも。

同じ肉なのになぜ時間がかかるのか? それは子羊は、カットされたものではなく丸ごと1匹を焼くから。

仲間とワイワイ、喋りながらやっていると獲物が焦げてしまうほど炭の分配加減が難しく、最低でも3時間ほどかかります。もちろん、ラムチョップのようにカットされた部位も専門店で販売していますが、丸焼きは、新鮮さ、味、香りが異なり、ドーンと懐がゆるくなります。この時季、1匹の大人買いする人が多いです。


行きつけのお肉屋さんのヒゲの彼。口数少なく決まり文句を一言
『これは自分の指まで舐めるほどの美味さだよ 後悔はしないよ』



迫力満点のオススメ子羊、12キロ弱で1万5000円ほど。



用意したクミンソルトやニンニク酢醤油は必要無し。そのままで充分美味しゅうございました。そして1匹買いの
最終ミッションは、肋骨の周りに薄くついた肉と薄皮をパリパリに焼いて頂きます。

はい、指まで舐めさせて頂きました、
1匹買いをして良かった!と思う瞬間。


ウルグアイサッカー クラブ ナショナルとガジャルド監督

2015-12-17 | スポーツ
日本で開催されている世界クラブサッカー選手権に南米王者として参加しているアルゼンチンのサッカーチーム リーベルプレイには現在4人のウルグアイ選手が参加中。そして監督ガジャルド氏は、ウルグアイ・クラブチームナショナルで晩年、選手として活躍し現役引退。その後、クラブ ナショナルの会長が、彼に監督の地位を提案、そして監督として初年度にウルグアイチャンピオンに導く快挙を成し遂げた。クラブ ナショナルは、弱小チームでもなく三度の世界チャンピオンのタイトルをもつ南米でもビックチーム。そのチームの首脳陣が監督として起用することを決断したことにより、彼はステップアップできた。ガジャルド氏が、選手としても監督してもウルグアイチャンピオンの経験したクラブ ナショナルは、バルセロナのスアレスの出生クラブでもあり、オストラサ、ルベン ソーサ、アルバロ レコバ、セバスチャン アブレウなどの多くの人材を発掘してきた。

そのクラブ ナショナルの本部。


本部玄関には、トヨタカップの優勝トロフィーが、正面に鎮座。クラブ116年の歴史を物語るトロフィーがギッシリ。その名誉ある玄関サロンには、現在スアレスの大きな写真が飾られいます。

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そして、ナショナルのホームグランド、グラン パルケ セントラルは、第一回ワールドカップサッカーの第一試合が開催された聖地でもあります。只今、拡張工事中!

ウルグアイの再生可能エネルギーって。

2015-12-10 | 社会 政治
今年のウルグアイ、近年稀に見るほうれん草の価格が下落。
降水量が増えて葉物野菜が大量に市場に出回るとき、再生可能エネルギーによる
電力供給率がアップ。2015年6月20日時点で、水力発電が、72.3% ,風力、バイオマス23,4%, 火力4.3%。
確かに再生エネによる電力供給95.7%。今年は、初夏である11月でもセーターを着る日も
あり、異常気象現象そのもの。7-8年前のように、水力発電のあるウルグアイ川上流地域に
雨が全く降らず、ダム底の草を牛が食べるのを見学した年は火力発電フル回転、夜の電力制限。
その時期に、早々とウルグアイ電力公社の役員は石炭を使用した最先端技術の火力発電を視察。
今日、異常気象で風力も水力も安定した電力供給源とは言いがたい。
小国だから成し遂げられる水力と火力の両操業の間に地域をカバーする風力。
人口バランスとその国が生み出す産業を考えた時に様々な戦法が必要になることは確か。
それにしても、今年はウルグアイ電力公社、燃油経費かなり浮いているはず、しっかり貯蓄できているでしょうね~