久しぶりに瑞江にやって来た。車移動なので、あの場所に行きたくなった。その場所とは、かつてアルシオンの道場があったところ。1997年11月に賃貸契約し、120坪の倉庫を月73万5千円で借りていた。今、ディアナの道場がそのくらいの賃料だというから、同じような金額を払っていたことになる。でも、興行はやれば入るものと錯覚していたし、選手やスタッフのやる気が自然と高額な道場家賃を払わせたのだ。ボロボロ倉庫だったから、修繕や改装に1500万円もかかったし、契約料だけで500万円も支払ってしまった。まるでバブリーな話である。アルシオン道場は団体解散後、AtoZが引き継ぎしたが維持するのが大変で、常に支払いが遅れていた。2005年11月に区画整理という名目で立ち退いたが…今日、見た限りでは隣接していた前川神社が拡張していた。以前より、かなり立派な神社に生まれ変わっていたのには驚いた。私は以降、4年間も瑞江に住んでいたが、道場跡地を見ることはほとんど無かった。我が歴史と言えば大袈裟だが、いろいろな意味で思い苦しんだ場所なのだ。
