ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

女子ガイコク人列伝(第37話)リンダ・スター

2009年01月20日 09時47分30秒 | 女子ガイコク人列伝
1973年生まれ、メキシコシティ出身。148cm、55kg。(得意技)ミステリオ・ラナ、ジャイアント・スウイング
 本名エルメリンダ・バレンシア・ペレス。99年5月に私がアルシオンの選手を引き連れ、メキシコ遠征に行った際、アパッチェからの推薦で面接をしたのがリンダだった。この時はプリンセサ・スヘイにも会った。写真撮影と簡単な質問をするだけだったが、わざわざ宿泊しているホテルまで出向いてくれた。特にスヘイは北部の都市モンテレーから、バスで10時間もかけて来てくれた。
 リンダは身長が低かったが、新戦力補強を思案していただけに、すぐさま日本遠征にOKを出したことを覚えている。メキシコ通の私でさえ、リンダの名前は知らなかったが、CMLLやAAAといった主要団体に上がった経験がなく、もっぱらローカルのインディー会場ばかりで試合をしていたようだ。だからリンダは、かなり苦労人とみた。
 日本にやって来たリンダは小柄な体を駆使して、小回りの利く回転技が得意であり、時にはジャイアント・スウイングまで使ったのは見事だった。マリー・アパッチェのミニ版と言えばいいだろうか。事実、マリーとは姉妹のように親しかった。当時、高瀬玲奈(現・闘獣牙Leon)がデビュー以来、未勝利で7カ月が経過し、ファンの押せ押せムードで初白星をゲットしたのが、このリンダからだった。
 特に目ぼしい活躍はなく00年12月を持って帰国し、リンダはその後来日をしていないが…実のところリンダは、別の名前に変身しアルシオンに参戦。レギュラーで出場させていた。それは見事な変身ぶりだった。想定外の才能と言えばいいだろうか。マスクウーマンだったので、ここではあえて正体を暴きはしない。アルシオンの歴史では、欠かせない名バイプレーヤー。しかし、某日本人レスラーの子供を身篭ってしまい、帰国を余儀なくされた。その後、私はメキシコに行った時、HIROKAの携帯で話をしたこともあった。また、GAMIが一昨年、「GAMI LIBRE」で招聘しようと計画したが、実行にはいたらなかった。最近はルチャドーラのマルタ・ビジャロボスが主宰するプロモーションで活動中だ。




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