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アルゼンチンvsメキシコ 『攻撃の色』

2006年06月25日 | ワールドカップ (ドイツ大会)

■ アルゼンチン対メキシコ 決勝トーナメント1回戦




■ 日本代表は、メキシコを目指せるか?

日本人は、欧州や諸外国に比べるとフィジカル的に劣ると良く言われる。最近の日本人の身長は大きくなってきた。しかし、欧州のサッカー選手の場合、“横幅”がある。このようなフィジカルの弱点がありながら、強豪国と対等に戦える国にメキシコがある。そういう意味で、日本は、メキシコを見習おう!みたいな発言がある。では、実際に、日本代表は、メキシコのようにコンスタントにW杯に出場して、コンスタントにベスト16に進めるようになるだろうか?!

答えは、ノーである。

メキシコも欧州や諸外国と比べるとフィジカル的に劣る、しかし、「技術、精神力」では、対等と言っても過言ではない。その証明となったのが、この試合だと言える。メキシコの選手は、個々の選手がボールを持ったら、「俺が決めてやる!」、「俺が突破してやる!」という気持ちが感じられる。日本代表は、メキシコのように欧州や諸外国にフィジカルに劣るが、それ以上に「技術、精神力」で劣っている。

日本サッカーに未来はないのか?と言うと、決してそうは思っていない。日本にも成長する余地はあり、欧州や諸外国が何十年という時間をかけて築き挙げたサッカーの良い所だけ吸収すれば良い!このような事は、日本人の得意なことだし、ここから“日本オリジナル”が完成すると思う。

メキシコが欧州や諸外国に「技術、精神力」で並ぶと書いたが、それでも“頭1つ分”は足りない。その理由は、この試合勝てなかったからだ。

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■ アルゼンチンは、ドイツも破る!・・・攻撃の色が違うから

この試合、アルゼンチンは、やや格下と思われたメキシコ相手に延長の末、勝利した。苦戦した感じもあるが、最終的に結果を出す点がこの両チームの違いだと言える。つまり、アルゼンチンは“勝負強さ”も兼ね備えている。

準々決勝でアルゼンチンは、ドイツと戦う。正直、互角かもしれない・・・
2トップの構成は、両チームとも若干似ている。FWの軸としてクレスポ(アルゼンチン)、クローゼ(ドイツ)、そのパートナーとして、サビオラ(アルゼンチン)、ポドルスキー(ドイツ)となっている。また、グループリーグ~決勝T1回戦までのデータを見てみても互角と言える。
【ドイツ】
グループリーグ
第1戦:ドイツ 4-2 コスタリカ
    フィリップ・ラーム(前半6分)
    ミロスラフ・クローゼ(前半17分)
    ミロスラフ・クローゼ(後半16分)
    トルステン・フリンクス(後半42分)

第2戦:ドイツ 1-0 ポーランド
    オリヴァー・ノイヴィル(後半46分)

第3戦:ドイツ 3-0 エクアドル
    ミロスラフ・クローゼ(前半4分)
    ミロスラフ・クローゼ(前半44分)
    ルカス・ポドルスキ(後半12分)

決勝トーナメント
1回戦:ドイツ 2-0 スウェーデン
    ルカス・ポドルスキ(前半4分)
    ルカス・ポドルスキ(前半12分)

全ゴール数:10得点
FWゴール数:8点
ゴール時間帯:前半6点

【アルゼンチン】
グループリーグ
第1戦:アルゼンチン 2-1 コートジボワール
    エルナン・クレスポ(前半24分)
    ハビエル・サビオラ(前半38分)

第2戦:アルゼンチン 6-0 セルビア・モンテネグロ
    マクシ・ロドリゲス(前半6分)
    エステバン・カンビアッソ(前半31分)
    マクシ・ロドリゲス(前半41分)
    エルナン・クレスポ(後半33分)
    カルロス・テベス(後半39分)
    リオネル・メッシ(後半43分)

第3戦:アルゼンチン 0-0 オランダ

決勝トーナメント
1回戦:アルゼンチン 2-1 メキシコ
    エルナン・クレスポ(前半10分)
    マクシ・ロドリゲス(延長前半8分)

全ゴール数:10得点
FWゴール数:6点
ゴール時間帯:前半6点



それでは、どこが勝負の分かれ目になるだろうか?!

 ドイツの2トップは、クローゼ、ポドルスキーと固定してきた。後半ノイビルを入れると言う形が第2戦での勝利以降、定番となっている。アルゼンチンもFWは固定ではあるが、戦況によって、メッシ、テベス、アイマールと色々なオプションを兼ね備えている。そういう意味では、選手交代によって“攻撃の色”を変えられる。

 私が考えるのは、ドイツの場合、2トップの1人が不調だったり、もし負傷したらどうするのだろうか?ドイツとすれば、攻撃の起点リケルメを潰しに来ると思われる。それでも、ソリンの上がりであったり、また、メッシを入れれば右サイドに1つ起点が作れる。メキシコ戦では2トップを変え得点挙げられなかったが、ロドリゲスのスーパーゴールで勝利した。こういう点も大きい。
ドイツは、戦いながら今大会の自分達のサッカーを見つけた。しかし、アルゼンチンは、南米予選を経て自分達のサッカーを構築した。

この違いが次の準決勝のみどころになると思う・・・


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