ドイツvsポルトガル 『３位決定戦の意味』

■ ドイツ 対 ポルトガル

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■ 開催国、有終の美

結果、３－１という結果で開催国ドイツの勝利で終わった。
Ｗ杯の３位という結果に意味はあるのだろうか？！

開催国ならば・・・
不幸中の幸い？という感じで、ドイツは、決勝戦、３位決定戦というＷ杯のラスト２試合の片方に残る事が出来ました。
前回大会、韓国対トルコということで、開催国、韓国で対トルコ戦が行われました。残念ながら、開催国の韓国は、敗れて４位となりましたが、開催国がベスト４に残っているならば、少なからず、３位決定戦というのは、“１試合でも多く代表チームを応援出来る”という事では、意味があるのかもしれません。

今回、ドイツ対ポルトガルでは、ドイツのＧＫカーンが代表引退をするようなので、有終の美を飾る事が出来ました。基本的に、開催国ならば、３位決定戦は、楽しめると思いますが、それ以外の国であれば、はっきり言ってモチベーション等難しいと思います。

■ 新興勢力ならば・・・

またしても前回大会（日韓Ｗ杯'02）の話ですが、Ｗ杯では、、新興勢力と言ってもいいトルコがベスト４まで残りました。結果、３位。また、その前の大会（フランスＷ杯'98）では、オランダ対クロアチア（1-2）でクロアチアが３位となりました。さらにもう一つ前の大会では、ブルガリア対スウェーデン（0-4）。

いわゆる新興勢力の国々にとっては、Ｗ杯で３位という結果は、大きな意味があると思います。９４年アメリカ大会では、スウェーデン（３位）・ブルガリア（４位）、９８年フランス大会、クロアチア（３位）・オランダ（４位)、０２年日韓大会トルコ（３位）・韓国（４位）という結果が残っています。Ｗ杯で上位の明確な記録（結果）を残していない国々にとっては、３位決定戦は、ある程度意味のあるものと考えていいと思います。

但し、今大会では、ポルトガル対ドイツ。ポルトガルは、６６年イングランド大会以来の３位決定戦でした。残念ながら４位という結果ではありまいしたが、結果だけで言ったら、今大会は、どっちのチームが勝利しても、ある程度"価値"のあるものだったと思います。

■ ベスト８順位決定戦

ちなみに、３位決定戦は、Ｗ杯第２回イタリア大会（1934年）から行われています。
とりあえず、上記のように、「開催国」、「新興勢力」以外３位決定戦に重要な意味を見出せないので、いっそのこと、ベスト８まで順位を決めたらどうだろうか？！なんて思いました。実際、５～８位決定戦なるものをやったら、完全にビジネス化し兼ねない。しかし、サッカーファンとしては、また、別のカードが見れるという意味ではいいと思うかもしれない。しかし、選手のモチベーションが上がっていなければ、試合の内容が低い可能性もあり、結局は、５～８位決定戦の意味は、さほど重要ではない。
また、いちいち、「５～８位決定戦」をするのが、無理、面倒であれば、５～８位対象のチーム（今大会ならば、イングランド、アルゼンチン、ブラジル、ウクライナ）のベスト８の試合までの“得失点差”などで計算してもいいと思う。
ちなみに今大会ならば・・・準々決勝までのこれら４チームの“得失点差”等を考慮して１～８位を決めると

１or２位：イタリアorフランス
３位：ドイツ
４位：ポルトガル
５位：ブラジル（+8）
６位：アルゼンチン（+7）
７位：イングランド（+4）
８位：ウクライナ（-2）

このようになる。ちなみに、総得点を優先順位１番目に持ってくるなら、アルゼンチンがブラジルを上回っている。改めて、５～８位を決めることに意味がないし、３位決定戦も個人的には、さほど意味を感じられない。開催国、新興勢力の国々なら３位決定戦の価値も違うだろうが・・・


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