◆ Football Kingdom ◆

日本代表、欧州リーグ、Jリーグを動画と図解にて分析。リバプールを追跡中。
そして、Leeds United を応援中!

【総括4】リバプール07/08シーズン ~得点・失点データ~

2008年05月19日 | リバプール (07/08)
■ リバプールのセットプレーデータ ~変わらなかった「セットプレーでのゴールの少なさ」~

以前、リバプールの得点傾向とその問題点 【07/08シーズン・第25戦まで】を書きましたが、その続編。前回の内容にその後のリーグ戦(カップ戦除く)のデータを追記しました。

さらに、前回、「失点についても知りたい」という主旨のコメントがあったので、私も気になっていたので、今回は失点データについても挙げてみました。そうしたら意外な事実が出てきました。

<注>
 ※ 選手名の後ろの数字は何試合目かという意味。
 ※ 青は、CK(CKからの一連の流れ含む)の得点。 黄色は、直接ゴールしたFK。



前回、25戦目終了時後から3点しかセットプレーで得点をしていないリバプール。
他のチームの状況は分からないが、リバプールはセットプレー(CK・FK)絡み得点が少ないように思える。この点は来シーズンのリバプールにとって一つの課題のように思える。クラウチという高さがあるが、純粋に出場機会が少なかった。それによりセットプレーの得点が低かった可能性もあったかもしれない。また、チームとしてトリックプレーのような形を持てれば、もう少しセットプレーからの得点が増えるかもしれない。

■ リバプール得点データ(トーレス以外)



◆ ジェラードの得点傾向
今シーズンのジェラードは、リーグ戦で11ゴールを挙げた。(PK・FK3本ずつ)
このデータを見ると、やはりジェラードはゴール中央への進入によりゴールを挙げていることが分かる。25試合終了後の3得点を見ると[4-2-3-1]の「3」の中央にポジションを取るジェラードの効果というのがある程度見受けられる。CLのデータも挙げればもっと顕著に現れるかもしれないが・・・

ただ、以前も書いたが、リバプールはミドルシュートによる得点が少ない。
ミドルシュート自体はそれなりに打っているかもしれないが、結局はペナルティ・エリア内でのゴールが多い。さらに、ゴール中央からのゴールが多い。前述のセットプレー絡みのゴールが少ないこともあり、今シーズン「引き分けの多さ」が勝ちきれなかった原因の一つだったリバプール。やはり、マンチェスターユナイテッドが今シーズン80点。次にアーセナルが74点挙げている。それと比べてリバプールは67点しか挙げていない。この差は、単純に「1-0」での勝利の可能性をいくつか逃しているかもしれない。

■ トーレス全ゴールデータ


◆ トーレス・ゾーン
以前に続きトーレスのゴールデータ(リーグ戦24得点)を挙げてみました。
明らかに、トーレスのスタイルというのがはっきりしている。ゴール中央からのゴール数の少なさは、逆に、ゴールに対して角度を付けてシュートを打つトーレスのスタイルを物語っている。

トーレスのゴールの特徴に関しては、別途記載する予定なので、今回は割愛。

■ リバプール失点データ(セットプレーは除く)


◆ 微妙に見えにくい失点の傾向
セットプレーを除くと、10失点を流れの中からしているリバプール。微妙に特性が見えにくいのですが・・・(笑)右サイド寄りからの失点が多いかな。リバプールに限らずですけど、いわゆるファーサイドに入れて折り返された形での失点が気になる所です。

あとは、試合の流れの中で、どういう展開だったのかとか色々と考えるべき状況があるので、とりあえず、この項に関してはこれくらいで・・・(失礼)

■ リバプール失点データ(コーナー・キック)


◆ 評価すべきCKからの失点
この点は、評価すべき内容だと思うのですが、CK絡みの失点が少ない。(4失点)
ただ、ユナイテッド相手に2戦共CKからの失点をしているのはいただけない。さらに、CLまで考えれば、一時期、ゾーンディフェンスに伴う失点もありリバプールのセットプレー時の応対の仕方に問題が見られた。この点に関しては、来シーズンも一つ気になる点ではある。

■ リバプール失点データ(フリーキック)


◆ これは要改善
今回、リーグ戦での「失点28」を調べてみた。
 ・オウンゴール (2失点)
 ・PK (4失点)
 ・流れの中からの失点 (10失点) 
 ・CKからの失点 (4失点)
 ・FKからの失点 (8失点)


前項の「CKからの失点とFKからの失点」をセットプレーからの失点と考えれば、セットプレーからの失点が多かったことに驚いた。
これは、セットプレーからの失点と言えば、直接ゴールを決められた印象というものが強く残る。

例えば、CKからの失点であっても、一度クリアされて再びゴール前に放り込まれたボールなどはCKからの失点と印象に残りにくい。実際、前項で挙げたデータは、CKからの一連の流れ(ラインを割るなどしないケース)としてピックアップしている。
そして、FKからの失点をピックアップすると8失点している。直接FKが2本だったので、FKからこれほど失点しているとは思ってもみなかった。

ちょっと図解が見にくいかもしれないが、じっくりと見ていただければよく分かるが、一度変化を付けられた形での失点が多い。(アストン・ビラ戦なんかは顕著)

これは前項のCKからの失点でもセカンドボールを奪われ再び放り込まれた試合(ブラックバーン)やCKで変化をつけられた(ユナイテッド)などでも失点している。

現代サッカーにおいてセットプレーの重要性は周知の事実で、この辺の失点は、リバプールに限らず、どのチームにも起こっていることなのかもしれない。ただ、今回動画を確認して、「振られて失点(変化をつけられて失点)」をしているシーンを見ると、ゾーンディフェンスによるセットプレーの失点が目立った時期と同様、これらのセットプレーによる失点は、何かしら因果関係があるかもしれない。

最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
よかったらクリックお願いします。


■ リンク - ブログ検索 
にほんブログ村 サッカーブログへブログランキング・ブログ検索ポータルサイトのにほんブログ村。
人気ブログランキング、ブログ検索、トラックバックセンター、アンケート掲示板などが大人気(無料)
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
ブログの殿堂は人気ブログや話題の記事をユニークな視点で集めたブログポータルサイトです。


フィードメーター - ◆ Football Kingdom ◆



最新の画像もっと見る

コメントを投稿