原題: L'ICEBERG/ICEBERG
監督・脚本 : ドミニク・アベル 、 フィオナ・ゴードン 、 ブルーノ・ロミ
出演 : フィオナ・ゴードン 、 ドミニク・アベル
鑑賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ
公式サイトはこちら。
<Story>
ブリュッセル近郊。
フィオナは近所のバーガーショップで働く主婦。
ある夜遅く、一人で勤務している途中うっかり冷凍室に閉じ込められてしまう。
次の日店員に発見され九死に一生を得るものの、夫のジュリアンも子供たちも家族の誰一人、自分の危険どころか不在にすら気付かず大ショック!
(アイスバーグ!)(作品資料より)
ルンバ!/同時上映:アイスバーグ! - goo 映画
<感想>
これもここでしか上映がなく、たまたま時間が空いてポイントもかなり溜まっていたので、
2本立てを6ポイントで鑑賞。 結構お得な感じ。
ドミニク・アベルとフィオナ・ゴードンの、私生活でも夫妻である道化師コンビによる長編映画第1弾。
同じく道化師のブルーノ・ロミを制作に、フィリップ・マルツを共演に迎えている。
なので基本的にスタンスとしては面白い。
唐突に出現するイヌイットの女性の話すイヌイット語が、とても美しく感じる。
(この女性も後の伏線となっているのですが。。。)
冒頭のハンバーガーショップ(ここもかなり笑えますが)から、どうしてそのように
繋がる!? ってくらい、話が支離滅裂な展開に。。。
全ては、あの夜のハンバーガーショップの記憶がいけないのよ。。。 と思いつつも、そんなのありかよ!? って、あれよあれよな展開はさすがコメディアン。
でも、本当にこの人たちは捨て身の演技ですよね。 よくやるな。。。
笑いを前面に出しつつも、根底にあるのは、夫婦関係の揺らぎです。
フィオナがいなくなったことに誰ひとり気がつかず、そして訳を尋ねようともしない。
この空気感に耐えられなくなるのも無理はないでしょう。
シュールな問題を示しつつも、ラストで登場するイヌイットの女性の屈託のない野性的な表情を見ただけで、日常の細かいことなど全てどうでもよくなってしまう。 それだけの力があの女性にはありました。
つまんないことなんてどうでもいいじゃない? そんなおおらかさやパワーを感じた作品です。 アベル&ゴードンたちにいつの間にか圧倒されているんですよね。
今日の評価 : ★★★★ 4/5点
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