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『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』 (2010) / アメリカ

2010-10-20 | 洋画(あ行)



原題: SENNA





監督 : アシフ・カパディア





脚本 : マニッシュ・パンディ





出演 : アイルトン・セナ 、 アラン・プロスト 、 フランク・ウィリアムズ 、 ロン・デニス 、 ヴィヴィアーニ・セナ 、 ミルトン・ダ・シルバ 、 ネイジ・セナ








公式サイトはこちら。











<Story>






F1ドライバーとして3度のワールドチャンピオンを獲得し、世界の頂点に登り詰めたアイルトン・セナ。


1960年3月21日、サンパウロで生まれたセナは、4歳にしてカートに夢中になり、プロレーサーを志す。





トールマンからカーレース最高峰のF1デビュー。


その後ロータス、マクラーレン、ウィリアムズへと至る名門チームでの変遷を大迫力のレース映像やプライベート映像で振り返る。


また、その華々しい経歴の陰で、チームメイト、アラン・プロストとの確執やFISA会長バレストルの政治的圧力に苦悩する日々を、自身のインタビュー、マクラーレンチーム監督ロン・デニス、アラン・プロストを始めとするレース関係者、家族、恋人の証言をもとに浮き彫りにしていく。





そして、運命の1994年5月1日~イモラサーキット・タンブレロコーナーで、セナは34年という短い人生に終焉を迎える。


少年の頃の夢を忘れなかった世紀のカリスマ・ドライバーは、音速の世界でひとり、自らの命を犠牲にしてまで何を追い続けていたのか?





アイルトン・セナ ~音速の彼方へ - goo 映画


アイルトン・セナ ~音速の彼方へ - goo 映画

















<感想>





F1は正直そんなに興味はないのですが、一世を風靡したセナの名前はわかります。


シネコンで大規模にドキュメンタリーがかかるのは珍しいので鑑賞してきました。


場内はやっぱり男性が多いですね。














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アイルトン・セナについて











彼の生涯を順を追って説明しているので、彼をよく知らない人でも概略はわかるようになっている。


最初のアマチュアのカートレース時代。


後年当時を振り返って、セナは、


「あの頃は純粋にレースを楽しんだ。金も政治も絡まない」と


述べている。


この場合の「政治」とは、「スポーツ界における政治」のこと。


当時同じマクラーレン所属でライバル関係にあった、アラン・プロストとの確執や、


他にも本作に出てこないところでの諸々が、彼に逆風となる。


「音速の貴公子」という肩書きも付くほどのドライビングテクニックと、華々しい戦績が世界中で彼のファンを増やした裏側で、彼は葛藤と常に戦う日々だった。








彼を縛る規定や、他のドライバー間の軋轢、マシン不調から来るチームやメカニックに対しての不振、それらのものが彼から「レースの純粋なる楽しさ」を奪っていったように


思えてならない。


最も、「優勝しか考えていない」とは、そういうことなのかもしれない。


他を追い落とすことと引き換えに、手元に残った深い孤独。


諸刃の剣のような競技生活だったのではないだろうか。








そして映画は彼の運命の日へと徐々に進んでいくが、


この1994年第3戦サンマリノGPは、実に重苦しい空気が漂っており、それがスクリーンを通しても観客に伝わってきてしまう。


次々とクラッシュするドライバー達。 そして予選でのローランド・ラッツェンバーガーの死。


本当にこのレース、呪われているとしか思えない。


同じものを背負っているだけに、コースでは例えライバルであっても、


仲間のクラッシュは精神的に大変ダメージが大きいのだろう。


日付が表示されるたびに、彼が死に向かって走っていくようで、観ている方も言葉がなくなってくる。








生前はどんなに思うことがあろうとも、二度と戻らないとわかって、


レーサー仲間もセナに対しては畏敬の念というのか、そういう気持ちなんだなというのも


よくわかる。  


棺を担ぐプロストは印象的でした。


彼の周辺の人々、ブラジル国民、世界の彼のファンの深い悲しみが伝わってきます。


ところどころ日本のTV映像も挟まれていて、若かりし頃の岡田美里さんがセナにインタビューするシーンなどは懐かしい。


そしてセナの死を伝えるフジテレビの三宅アナ、解説の今宮純さん、レポーターの川井一仁さんの3名が、セナの死を男泣きで伝えているところなどは、こちらも無念な気持ちになりました。 この映画で一番心に残った場面です。














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今日の評価 : ★★★★☆ 4.5/5点














  






































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