とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ

2021年06月18日 | Weblog

「⽇本産婦⼈科感染症学会」と 「⽇本産科婦⼈科学会」から上記タイトルの資料が届きました。

中身を抜粋して、こちらにアップさせて頂きます。
ご参考にされて下さいませ。

以下となります。


COVID-19 のパンデミックが昨年に始まり、およそ半年という極めて短い時間にワクチン開発が⾏われたために、
まだ⻑期間にわたる有効性や安全性に関する臨床データの集積はありません。
ただし、⼤規模な接種を始めたイスラエルや英国では、新規感染者、重症者、死亡者のすべてで激減しています。
副反応の⼀つであるアナフィラキシーを含むアレルギーの頻度は、
⽶国におけるファイザー製ワクチン治験時には 0.0011%とされています。
現在までのわが国の接種では、
局所の疼痛・腫脹、頭痛、疲労、悪寒、筋⾁痛、関節痛、下痢、発熱などの症状が 1−2 ⽇続くとする報告はありますが、
致命的な副反応は報告されていません。

現時点では、妊婦さんに対する接種について⼗分な知⾒がなく、各国で⾒解が分かれていますが、
世界的な流⾏拡⼤と妊婦の⼀部で重症化することから積極的に接種をすべきという考え⽅が⼤勢を占めています。
現時点で胎児や胎盤に毒性があるとかワクチン接種を受けた⼈が不妊になるといった報告はありません。
しかしながら、中・⻑期的な副反応については、今後も情報を収集する必要があります。

「⽇本産婦⼈科感染症学会」および「⽇本産科婦⼈科学会」として、現状において以下の提⾔をします。

1. COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対して短期的安全性を⽰す情報が出つつあるが、
中・⻑期的な副反応や胎児および出⽣児への安全性に関しては今後の情報収集が必要である。
現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる。

2. 流⾏拡⼤の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外しない。
特に⼈⼝当たりの感染者が多い地域では積極的な接種を考慮する。
接種する場合には、産婦⼈科医は、
被接種者に、⻑期的な副反応は不明で、胎児および出⽣児への安全性は確⽴していないことを事前に⼗分に説明する。
同意を得た上で接種し、その後 30 分は院内で経過観察する。

器官形成期(妊娠 12 週まで)は、偶発的な胎児異常の発⽣との識別に関する混乱を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避ける。

3. 妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅で、感染リスクが⾼い医療従事者、保健介護従事者、
重症化リスクが⾼い肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している場合は、ワクチン接種を積極的に考慮する。

4. 妊婦のパートナーは、家庭内での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。

5. 妊娠を希望される⼥性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。
(⽣ワクチンではないので、接種後⻑期の避妊は必要ない。)

患者さん⼀⼈⼀⼈の背景が違いますので、まずは産婦⼈科の主治医と⼗分にご相談ください。


という抜粋内容でございます。
ご参考にされて下さいませ。

因みに、当院スタッフは全員、医療従事者枠にてCOVID-19ワクチン接種を済ませました。
多くの患者さんに少しでも安心していらして頂きたい為の対応のひとつと考えます。
それでも、引き続き、マスク着用・手指消毒・三密回避を徹底して生活していきたいと考えます。

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