とくおかレディースクリニック~ブログ~

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8月の診療部便り

2023年08月19日 | 看護部・検査部便り
8月の診療部便り

皆さんこんにちは!
今回は、体外受精を行っていく際に、
必ずお受け頂く検査の『ゾンデ診』についてお話させて頂きます。

まず『ゾンデ診』とは移植のシュミレーションを行う検査です。
行う目的としては大きく分けて次の2つが挙げられます。

1つ目は受精卵の移植のしやすさをみること
2つ目はお小水がたまっている感覚を掴むこと
です。

○1つ目について
胚移植は、受精卵を吸ったカテーテルを子宮内に通し、内膜の1番良い位置に受精卵を戻していきます。
しかし、子宮の形や向き、屈曲具合は個人差があるため、カテーテルが入っていかない方もいらっしゃいます。
ゾンデ診は、胚移植時に実際に使用するカテーテルを使用して行う検査の為、
この検査を通して移植のイメージがつき、スムーズに胚移植を行うことが出来ます。
また、より精度の高い移植を行う為には何の準備が必要かを判断するために大事な検査となります。

○2つ目について
胚移植時にはお小水をためた状態で行っています。
経腹超音波で子宮の状態を確認しながら、胚を戻す位置を確認して胚移植を行うためです。
経腹超音波で子宮をみる際に、お小水がしっかりたまっていないと、子宮を鮮明に確認出来ません。
また、お小水をしっかりためて頂くことにより、子宮の位置が移植しやすい向きになることが多いです。
スムーズに胚を移植することが出来るのと出来ないので、妊娠率も変わります。
そのために「お小水がしっかりたまっている感覚」を掴むことはとても大切な事なのです。

より良い移植のために、事前の準備もしっかり行っていきましょう!!



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