6月の診療部便り
皆さん、こんにちは!
今月は「子宮頸がん」についてお話致します。
「子宮頸がん」は、子宮頸部に発生するがんです。
早期に発見すれば比較的治療もしやすく予後のよいがんですが、
進行すると治療が難しくなるため、早期発見が重要になります。
子宮頸がんの多くは、
HPV(ヒトパピローマウイルス)による感染によって発生します。
HPVは性交渉で感染しますが、
多くの場合は感染しても免疫によって排除されます。
HPVが排除されずに感染が続くと、
子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。
子宮頸がんが進行すると、
不正出血やおりものの異常が発生する場合もありますが、
ほとんどは自覚症状がありません。
当院では、これから妊娠を考えている方には、
「子宮頸がん検査」を推奨しております。
半年以内に健康診断などで受けられている場合には、
結果を提出して頂いています。
妊娠が分かった後で、
万が一子宮頸がんの検査で引っかかってしまった場合には、
より詳しい検査や治療が必要となり、
最悪の場合には妊娠の継続が難しくなってしまうこともございます。
そうならないためにも、
妊娠を考え始めたときに、
一通りの検査をされることをお勧めしております。
何かご不明な点がございましたら、
いつでもスタッフにお声がけください。