ヒトパピローマウィルス（HPV)ワクチンについて その１

Q：子宮頸がんという病気をご存知でしょうか

子宮頸がんは子宮の出口部分（頸部）にできるがんで、多くは若い女性に発生します。
日本では、毎年約１万人が発症、約２９００人の女性がこの病気で亡くなっており、
１クラス３５人の学級を考えた場合、２クラスに１人は子宮頚がんで亡くなるという計算になります。

子宮頸がんは、早期に発見し適切な治療を行えば治すことができます。
そして、子宮頸がんはワクチン接種によって予防が可能な病気です。
しかし、進んだ状態で見つかると手術によって子宮の一部もしくは全体を摘出する必要があるため、
妊娠にも影響を及ぼすことがあります。

（次回に続きます）

目黒区医師会　令和４年６月１日発行の「すこやか　第２７５号」より