詳しい情報は
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言わずとしれたシェイクスピアの作品です。
結構、シェイクスピアって面白いですよね～♪『ベニスの商人』『お気に召すまま』『オセロー』『ハムレット』『十二夜』『ロミオとジュリエット』・・・くらいは読んだかな。どれも面白いです。しかも、意外と読みやすい。かなりお薦めです。
とても大昔に書かれたとは思えない新鮮さがあるんですよね～。一応、全集みたいなものをもっているので、時間があったら読んでみたいです。
さて、映画の感想。『ベニスの商人』、話的にかなり好きなんです。なんてったって、才能溢れる女の子が大活躍しますからね～。プライドや欲望に翻弄される男達を尻目に、気持ちよくなるくらい快活に活躍します♪
簡単にストーリーを。
自由の街、ベニスで商人を営むアントーニオと、金貸しのユダヤ人シャーロットが話の中心です。この時代のユダヤ人は差別されていて、キリスト教徒に迫害されています。アントーニオとシャーロットも軽蔑する側とされる側。ところが、アントーニオは友人の頼みで、シャーロットにお金を借りなくてはならなくなります。立場が逆転した2人。シャーロットは今までの復讐をするため、アントーニオにもし、お金が返せなければ、アントーニオの体の一部の肉を1ポンド要求します・・・。
アントーニオ役のジェレミー・アイアンズがかっこいいんだな～
しぶーい叔父様ｖｖそれに比べて、アル・パチーノは濃いぃ～
いや、でも、結構好きですけどね。ちょっぴり可愛いし（笑）濃いといえば、友人役のジョゼフ・ファインズはめっちゃ濃いですねぇ。一度見ると忘れられない強烈な顔をしてます。
アントーニオとこの友人の関係が微妙なんですよぉ。公式ＨＰには「父子のような関係」って書いてありましたけど、偏った頭でみると、同性愛の匂いがぷんぷんと・・・。アントーニオが踊らされてる！！メロメロじゃん！！
最後、ジョゼフが演じた役の人（名前忘れました）に、妻より大切だみたいなことを言われて、内心めっちゃ嬉しかったんではないかと・・・。
こういう時代がかった映画を見ると、いつも衣装が素敵だな～って思います。それに、よく似合うんですよね～西洋人ってこういう衣装。日本人にサムライ姿がしっくりくるように、もともと着ていた衣装だから、違和感がないんですよね～。いっきに頭がタイムスリップします♪素敵☆女の子の衣装も、可愛いなぁ。
一番最後の法廷のシーンがすごく好きです。最後のあの逆転劇ったら・・・爽快です。
でも、この映画を見て、ただ単に良かったね、っていう感想じゃなくて、違った感情もわいてきました。
差別されてるユダヤ人・・・彼らの気持ちもくみたいなぁ、と。シェイクスピアの時代だったら、ユダヤ人がやりこめられて万歳って感じかもしれませんけど、今改めてみると、ユダヤ人のやりきれなさも感じます。
味方がいない中、一人で戦ったシャーロックがちょっと可哀相・・・。アル・パチーノの演技力だと思うけど、ただの悪い奴じゃなくて、権力や圧力と戦う、彼なりの自己表現みたいなものを感じました。だから、最後、一人で寂しくたたずむ姿は涙を誘いました。
演出もすごいし、演者もすごい。面白い映画でした～
