懲りずにロミオ語りを・・・。
そして、また懲りずにイラストを・・・今回はアルフレド。格好やら顔やら大変おかしいですが、せっかく描いたから載せてみました
さてさて、今回はロミオの泣けるシーンについて語りたいと思います。
なんといっても、最大の泣き場は、アルフレドとのお別れシーンです。
アルフレドは実は貴族の出身で、親戚に裏切られ、両親は死に、妹とは離れ離れになってしまった可哀相な子です。
それでも、泣き言一つ言わず、涙も見せず、懸命に煙突掃除の仕事をし、両親の名誉を守ろうとします。
アルフレドはロミオよりも一つ年上で、血液型はAB型だそうです(これは公式ページに載ってました。ちなみにロミオはB型なそうな。)のちに、煙突掃除の少年達が集まって作る、「黒い兄弟」のリーダーとなります。
頭脳明晰、冷静沈着、そして信頼を一身に浴びる、まさに王子様のような存在です。そんなアルフレドも、ロミオにはメロメロなんですね~。自分のことよりも、人のためにつくそうとするロミオに惹かれたんでしょうね。
「どうやったって、ロミオにはかなわない」と彼は思っているようです。
ロミオとは固い友情で結ばれていて、どんなに離れていても、二人は一つだと公言してやみません
さて、話は泣けるシーンに戻りまして・・・。
アルフレドは病に侵されていて、余命がほとんどありません。最後の命をかけて、彼は両親を殺した叔父の罪を国王の前で暴きます。
それをやり遂げたアルフレドは、ロミオと2人っきりで教会に行き、静かに命をひきとります。
このシーンが、もうもう、涙なしでは語れないほど、泣けて泣けてしょうがいないです。よく、テレビで『フランダースの犬』の最終回のシーンが放送されますが、このシーンもアニメ史上、稀に見ない泣けるシーンとして、残っていくべきだと私は思います。
アルフレドが時々言う、「早く大人になりたいなぁ。」っていう言葉がとても印象的です。
自分の命が残り少ないことを知っていた彼は、けして自分が大人になれないとわかっています。でも、少しでも、ほんの少しでもいいから、大人に近づきたい、夢に近づきたいと、心の中で渇望していたに違いありません。
ロミオの胸の中で、アルフレドは言います。
「ロミオ、君は僕が見れなかったものを見てくれ。僕ができなかったことをしてくれ。僕の夢を・・・。」
これがアルフレドの最後の言葉です(ちょっと違ってるかもしれませんが、大体こんなことを言ってました)
この言葉が悲しくて、悲しくて・・・。自分が死んでいくことを、まったく悲しんでないんです。両親の汚名を晴らし、妹を救い出すという使命を成し遂げた満足感と、ロミオに自分の夢を託した安心感に満たされながら、彼は神に召されます。
アルフレドが生きていてくれたらなぁ、と本当に思います。そしたら、世の中が変わってたかもしれないのに・・・でも、ロミオはアルフレドの意思を継ぎ、立派な教師になり、自分と同じ境遇の子供たちを救います。アルフレドも天国で喜んでることでしょう。
書いてるだけで悲しくなってました・・・。
これが最大ですが、その他にもちょくちょく泣けるシーンはあります。
最終回も泣けますよ。
ロミオの友達、ダンテとのお別れシーンでダンテが言う、「また会おうぜ、と言いたいところだが、世の中うまく行かないことは、オレ達は知ってきた。もう二度と会うことはないな。元気でな。あばよ!」
この言葉がすごく切ない~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
まだ11,2歳の子供が言うセリフでしょうか?それだけ、少年達に世の中は冷たく、過酷だったということでしょう。
ロミオが自分の体をはって、親方を助けるシーンや、お父さんが病気になる話・・・どれもこれも、胸が締め付けられて涙が出ます。
でも、泣ける話ばっかりじゃなくて、心温まる話もあるんです!!このバランスが絶妙なんです!(力説)
あ~、長々と語ってしまった・・・。
もうこれは、ボーナスでDVDを全巻買うしかないな、というレベルまで達しましたので、来月買おうと思います。そして、一話一話語るんだ~!!