goo blog サービス終了のお知らせ 

六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2013年 ルーキー回顧6 白崎 浩之(駒沢大)内野手

2013-10-20 19:43:00 | 状況説明
白崎 浩之(横浜1位)内野手 (駒沢大出身)

蔵の入団前評価:☆☆

一軍貢献ポイント:1ポイント

埼玉栄時代から、ドラフト候補として注目されてきたスラッガー。しかし粗さが解消されず、大学の3年ぐらいまで伸び悩んできました。しかし大学4年の春に、長打を捨て対応力を重視した打撃で素質が一気に開花。一躍ドラフト候補として、高く評価されるようになります。そして秋のドラフト会議では、中畑監督の駒大の後輩ということもあり、ドラフト1位でベイスターズに指名されます。ただチームが即戦力投手を欲するチーム事情だったため、その指名は物議を醸しました。

そんな白崎の一年目の成績は、一軍で 47試合 0本 1打点 0盗塁(1失敗) 打率.212厘 。1年目から一軍半ぐらいの活躍はできるかなと思いましたが、期待込みの起用でもあり、思ったほど打撃では存在感を示せませんでした。しかし心配であった遊撃守備では、上手くはないにしろポカの少ない安定感のあるプレーを魅せ、プロでも遊撃手としてある程度やって行けるレベルにはなりつつあります。プロの遊撃手はキツイと思っていたので、その辺は嬉しい誤算でした。とはいえ、1シーズンショートを任せるほど、魅力的なプレーヤーになったというわけではありません。

ファームでは、66試合 1本 22打点 6盗塁(1失敗) 打率.268厘と、大卒1年目の選手としては、目安である2割5分を超えたといえ、それほど特徴的な成績ではありません。むしろ打撃だけなら、同じルーキーの宮崎 敏郎 の 7本塁打・36打点 .343厘 で、シーズン中盤以降は一軍ベンチにいたことを考えると、存在感を示していたことがわかります。

この一年間の収穫は、ファームでは最も遊撃を守り、チームで一番の安定感を示せたこと。このことは、今後もニ遊間候補として、期待されるだけの存在感を示せたのではないでしょうか。打撃なら、もう少しファームならばモノの違いを魅せてくれるかなと思いましたが、少々物足りない一年だったといった感じです。ただこの選手、変な当たりでも出塁したり、実戦になると力を発揮する不思議な選手でもあります。

また寸評にも書いた通り、野球への姿勢など人間的にはナイスガイなので、時間をかければ一軍で戦力になって行く選手ではあると思います。ただそれがレギュラーなのか控えなのかと言われると、私は図抜けた特徴がないだけに後者ではないかと思っています。

ただ今シーズンは、プロとはどんなものか、一軍・二軍とある程度経験してわかったはず。来季は、一軍戦力として一年間いられるかどうか試される一年となりそう。このチーム状況で1位で獲るほどの選手だったかは未だ疑問ですが、大卒ルーキーとしては最低限の働きはできたとして、及第点は与えられる一年だったと思います。

蔵の評価:△ (来年以降につながる経験は得れた)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿