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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧111 金子 功児 (20歳・BC武蔵)遊撃

2025-02-19 14:08:24 | 状況説明

金子 功児 (西武育成4位)遊撃(BC武蔵出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

本会議で指名されるか、育成枠に回るかは微妙な選手でしたが、何かしらの形では指名される選手だと見ていました。遊撃手としての動きや筋の良さは感じましたが、まだ安定感に課題がありました。打撃技術やフォーム的な部分は興味深かったものの、まだまだプロの一軍を意識すると、物足りないものがありました。そういった意味では、一軍戦力になるまでには何年かかかると判断し、(支配下級)の評価には至りませんでした。そのへんの細かい部分は、上記の氏名をクリックしていただけると、当時の寸評が自由に読めるようになっています。
 
そんな金子選手の一年目は、2軍で68試合(191打数)1本塁打、16打点、2盗塁(2失策)、打率.209 という内容でした。高卒2年目での指名だっただけに、打率2割ちょっとでは物足りません。出場も基準である200打数は満たしていませんが、おそらく西武は3軍制を採用しているので、そちらも含めると200打数の確保はできていたのだと想像します。このタイプの選手にしては、走力が物足りなかったので2盗塁成功して、失敗2個は想定の範囲内。守備では、二塁手として21試合で(守備率.989)、遊撃手としては47試合で(守備率.969)という成績が残っています。守備率的には、信頼できる二塁手の基準は.980以上でクリア。遊撃手は.970なので、差のない.969だったので、安定感という意味では、かなり成長があって評価できます。
 
打撃をもう少し詳しく観てみると、191打数で三振は34個。三振比率は17.8%と、基準である20%以内でした。それだけ打てると思って振ったバットが当たった、あるいはボールだと思って見逃したボールがボールと判定されることが多く、レベルの差に戸惑ったということは少なかったようです。四死球は14個で、四死球率は7.3%と平凡です。ただし、三振比率の少なさからも、ボールが見えていなかったというよりも、積極的に打ちに行っていたということの方が大きいようです。しかし、その割に打率が上がらなかったのは、技術的にまだ未熟だったのか? プロの球を打ち返すだけの筋力などが足りていなかったということです。当てること自体が下手ではないので、身体がプロ仕様になってくると、結果にも現れてきやそうです。
 
高卒2年目となるとやや物足りないものの、課題だった守備の安定感に大きな改善が見られたこと、根本的な当て勘が悪くなかったことを考えると、今後は明るいかもしれません。今は、まずしっかり2軍で成績を残すこと。それができれば、支配下・一軍での活躍も見えてきそうです。
 
蔵の印象:△(まずは2軍で確かな実績を)

 

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